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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

このブログでは僕のワークショップ(WS)やイベントの告知をしています。
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東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むための実験と実践を行っています。
世界の最新情報やスキル(技術)を学び、
それを体感型のワークショップで日本に紹介しています。
パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、
システム思考、ユースのエンパワーメントなどが活動の軸です。
活動仲間や企画者を常に募集しています。
よろしくお願いします。

次世代のためにも、一緒に平和で希望のもてる社会を創作していきましょう!

Saturday, December 1, 2018

【幸せの経済フォーラム2018】振り返りと若者

【チェックイン】

ハロー
あっという間に12月になってた。
いすみは不思議なくらい暖かく
過ごしやすいけど
どこか変な感じがする。

急に寒くなったり、暑くなったり
いよいよ気候変動の影響を
本格的に体感する時代が始まったのかな


【まえおき】

11月11日の幸せの経済フォーラムと
11月12日にTUPで企画した戦略会議以来
ずっと、グローバリゼーションのことを
ぐるぐる考えている
かなりの衝撃を受けてしまった

現状に対する怒りと悲しみ(嘆き)
グローバリゼーションという
まだちょっと理解し難い世界を
捉えようと頑張る頭
壮大すぎる人類の課題に圧倒されながらも
なんとかこの状況を変えたいと
自分ができることを朝から晩まで考えている

でも、悲劇的すぎる現状や
(実際、苦しんでいる人たちと世界中で
会っているからなおさら辛い) 
その深い嘆きを共有できる仲間が
そんなにいなかったり
あまり同じ現実を共有している人がいなかったり
複雑すぎる状況で頭がオーバードライブに入っていたり
ちょっとここのところ病んでいた

異常な状況にたいする正常な反応かもしれない

アメリカが2001年に戦争を始めたときや
2011年に福島原発がメルトダウンしたときも
似たような心の状態になった。

今回、ヘレナ・ノーバッグホッジから学んだ
「グローバリゼーション」は
これらの悲劇を引き起こしているシステムの話。

増え続ける鬱病や自殺者
いくら働いても余裕が増えない社会
ギャップが増え続ける経済格差
右肩上がりの国債
悪化し続ける気候変動
大規模環境破壊
ゴミ問題
崩れていく市町村
いっこうに終わる気配がない戦争などなど

これらの根源にあるのはなんだろう?

僕はそれについてよく考える
この現状を変えたいから

その大きな要素の一つが
グローバル経済だと理解しはじめた



【幸せの経済フォーラム】


 写真は、僕のプレゼンの最中(撮影は辻信一さん)

30分の中、僕ができる一番意味のあることを考えたとき
ここに集まった人たちがつながりあって
自分たちがなんでここにいるのかを
自分で再確認したり、分かち合うことだと思った

僕も話したいことはいろいろあるけど
ムーブメント(運動)を育むためには
みんなが対話をはじめて
つながり合うことが不可欠だと信じている

火薬のなかに火の粉をなげたように
しーんとしていた会場が
いっきに会話で盛り上がった
THIS IS THE MOVEMENT



今回の幸せの経済学フォーラムで僕が担当したのは
メインホールでの講演と
ユースパネルの企画

上の写真はイベントの一番最後に行われた
ユースパネル
多様で多彩な若者から
素直かつディープな話が
聞けたとても有意義な時間

若者(20代)にこういう機会をつくることは
僕にとってとても大切なこと
ラダーシップ(次の世代のハシゴになる)

子供や若者から学べることもいっぱいある
僕は常に若者をリスペクトしながら
自分から積極的に接して
学ぶようにしている
そして、自分が集めてきた資源(社会資本とか)や経験を
なるべく彼らにシェアするようにしている
そうやってより素敵な未来が育まれていくと信じている

今回、集まったユースはかなり面白い人たちだから
ちょっと紹介したい

清水イアン



清水イアン。国際環境NGO 350 で気候変動問題に3年間取り組む。現在は環境に関するプロジェクト NEWW と Spiral Club を立ち上げ中。

FB: Ian Shimizu
Insta: @shimizu_ian


村上 優



東京生まれ。20歳の時にアメリカのオレゴン州に留学し、ポートランド州立大学社会学部を卒業。2016年から約2年間ポートランドのNPOシティリペアプロジェクトで活動。

NPOシティリペアプロジェクト


岡田拓樹



埼玉県生まれ。明治学院大学国際学部に入学し、国際ボランティアや辻信一ゼミで活動。21才で休学しそのまま退学。三重県にあるアズワンネットワーク鈴鹿コミュニティにあるサイエンズアカデミーに入学。海外からの学生と共に鈴鹿コミュニティにて、人も自然も持続可能な社会創りを実践中。
サイエンズアカデミーHP


穂積奈々




1990年生まれ、28歳。パーマカルチャーと平和道場の運営チーム、盛り上げ隊長。
大学院時代に研究をしていた「シビックプライド・地域への愛の醸成」への好奇心を土台に、ローカリズムの実践の場所として、いすみ地域おこし協力隊として活動を始め、今年2年目。「すべての人がありのままの姿を表現し生きること」を人生のテーマに掲げ、多様な表現の場をまちの中につくる「いすみ×えんげき」プロジェクトを立ち上げ、現在試行錯誤しながら、進行中。ブログ

 
今後もどんどん若者がフィーチャーされる
機会を作っていきたいと思っている

THEY ARE OUR LIVING HOPE 


フォーラムでとくに印象深かったのは
堀田義樹による場開きのkirtan演奏 
美しすぎて、ずっとその世界に留まりたかった
スピリチュアルな体験
いつかまた聞きたいし、
一緒になにかコラボでできたらなって思っている

そしてとくに衝撃的だったのが
国際ジャーナリストの堤未果さんの講演
この話をすると長くなるからまた後ほど。

 パネルディスカッション「TPPの脅威、それに対する抵抗」(仮)
 登壇:山田正彦、野々山理恵子、鈴木宣弘ほか
っていうのもかなり勉強になった。
このタイトルのイベントだったら
間違いなく参加しないけど(なんでだろう〜)
でも、本当に大事な話だったし
とっても面白く話してくれて
国や大企業に立ち上がって裁判をする
勇気ある人たちに感動した
山田正彦さんの声もブルーズな感じで
魂に響いた(音楽付きで聞きたい!)

他にも、トランジションタウントットネスで活動している
REconomyプロジェクト代表のジェイ・トンプト
メキシコの生態学者でアグロフォレストリーを
研究しているパトリシア・モゲルなどの講演もあって
かなり多様なフォーラムだった。

サティシュが言う3つのS
SOIL SOUL SOCIETYが
大地 精神 社会
統合されていた内容だった
(精神性がまだ控えめだけど)

ヘレナ・ノーバッグホッジが来日するから
急遽、企画された幸せの経済フォーラム2018だったけど
彼女が体調を大きく崩してしまい、
肝心のヘレナがいないイベントとなった。
そのぶん、他のみんながステップアップして
ここからは僕たちがすすめていく気合いが入った気がする。

壮大な冒険だけど
僕たちが住み続けられる地球の状態を
守ること以上にやりがいのあることはないと思う。

一緒に協力し合って
自分を活かして
より美しい世界を創造しよう!

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