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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

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Thursday, July 19, 2018

【GREENZ】「いかしあう繋がり」についてソーヤー海さん × 鈴木菜央の対談(前編)




GREENZ.JPとのコラボを深めている

以前は、GREENZの学校で
アーバンパーマカルチャーの連続講座をやったり
幾つか記事を書いてもらったりしてて
いすみ市に移住したのも
編集長の鈴木なおさんのお誘いが決め手だった。
パーマカルチャーと平和道場も彼とともに始めた。
関係性を深めていく中、
GREENZのリニューアルのための対談を頼まれた。

今までは「ほしい未来は、つくろう」 という軸から
「いかしあうつながり」に変わることに決まった。

僕はパーマカルチャーを一言で説明するとき
日本語だと「活かしあう関係性のデザイン」って
ここ数年応えている。
英語版は to cultivate the conditions for beauty to unfold
「美しさが展開する条件を育むこと」

あまり深く「いかしあう関係性」について
話す機会がなかったので
とても有意義なディスカッションができた。
是非、読んでみて(下は記事の一部だけ)

後、GREENZ.JPで自主企画の連載も始める予定。


なぜ、greenz.jpは「いかしあうつながり」という言葉に行き着いたのか? そのルーツをたどる、ソーヤー海さん × 鈴木菜央対談(前編)

「いかしあうつながり」

そう言われて、ピンと来る人は少ないかもしれません。
実のところ、greenz.jpの記事をつくっている私たちにも、”いかしあうつながり”とはどんなものなのか、まだはっきりとは見えていない部分もあります。

そこで、読者のみなさんといっしょに考えていきたいとスタートしたのが、特集「いかしあうつながり」ってなんだろう?です。

greenz.jpが、「社会はデザインできる」という考え方である「ソーシャルデザイン」という言葉を使い始めたのは2009年ごろのことでした。この数年の間に、「ソーシャルデザイン」という概念が世の中に広まったという手応えを私たちは感じています。ところが

実践者が増えてきたこと自体は大変喜ばしいことですし、僕は彼らの活動を心から応援しています。けれどそのなかで主に4つの点から、徐々に危機感をおぼえ始めているのです。

と編集長の鈴木菜央は言います。


ひとつめは、ソーシャルデザインの実践者たち自身の、心にまつわる話です。

ソーシャルデザイン領域で何かを成し遂げる人は、つい家族と自分をないがしろにして、社会課題の解決や目指す未来づくりへ邁進する人が多い印象です。僕はこれを「幸せのドーナツ化現象」と呼んでいます。僕がまさにそれでした。

ふたつ目は、ソーシャルデザインが、一部の人のものにとどまっている現状の限界です。

「ソーシャルデザインに取り組むのは、余裕がある人。僕にはできない」「ソーシャルデザインには、凄まじい努力が必要。ましてやそれで食べていこうなんて、恵まれた人か、超人じゃないと無理」などのコメントを年に数回以上はもらいます。いつのまにか、ソーシャルデザインは一部の人のものになってしまったのかもしれません。

3つ目は、「対症療法的ソーシャルデザインの限界」です。

多くのソーシャルデザインがとるアプローチは、社会構造の中に現れている「問題」を取り出し、その問題に対して最短距離で解決策を見出すというものです。それは確かに短期的には効果を出しやすいし、目の前で困っている人がいれば、なんとかすることは当然必要です。でも、ぐーっと引いて、社会全体をマクロの視点で見たときには、そのソーシャルデザインは、対症療法的対応に追われ、「本当の」問題解決につながっていないことも多いのではないでしょうか。

4つ目は、社会、環境問題の進化、深化、複雑化するスピードが、問題解決のスピードよりも大幅に早いという事実です。

greenz.jpでは毎日毎日さまざまな事例を取材し、記事にさせてもらっていますが、日本と世界の現状を見るにつけ、これだけ頑張っている人がいるのに、社会が一向にいい方向に向かない徒労感、絶望感に襲われることも多いです。そして残念ながら、これからはさらに課題が大きく、複雑になっていくでしょう。

そんな問題意識から私たちがたどり着いたのが、「いかしあうつながり」という言葉でした。

イラストレーション:川村若菜

とはいえ、最初にも告白した通り、私たちもまだ”いかしあうつながり“をはっきりとは掴みきれていません。

そこで、その手がかりを読者のみなさんと見つけるべく、鈴木菜央が会いたい人のところへ行って、語り合ってみることにしました。いろんな人との対話を通して、”いかしあうつながり”を浮き彫りにしていこうというのです。

今回ご登場いただくのは、共生革命家のソーヤー海さん。
鈴木菜央いわく、”いかしあうつながり”という言葉にたどり着いたのは、ソーヤー海さんからの影響が大きかったとのこと。

それでは、“いかしあうつながり”をめぐる旅に、どうぞおつき合いください。



戦うのは疲れるし、楽しくない。どうやって人を巻き込んで、仕組みを変えていくか

菜央 今日は「いかしあうつながり」ということを考えていきたいんだけど、greenz.jpとしてこのテーマを追い求めるといいんじゃないかと思ったのは、 実は海くんとの出会いが大きいんだよね。

海くんにパーマカルチャーとの関わりを話してもらえると、「いかしあうつながり」がどんな感じのものか、みんなにも伝わるかと思って。

海さん そうね。パーマカルチャーのことをはじめて知ったのは学生時代。僕は日本とハワイで育ったんだけど、カリフォルニアの大学に入るときに、9.11のテロがあったのね。

菜央 あ、ちょうど9月入学で9.11だったんだ。

海さん そう。そこで自分の価値観が一気に崩れたんだよね。世の中は平和で、みんな中流階級で、それなりにいい暮らしをしているんじゃないかっていう世界観が崩れて、生きることって何なんだろうとか、自分の役割や生きる意味って何なんだろうとか考えるようになった。

やがて反戦運動に参加しはじめ、学生が立ち上げた持続可能な社会づくりの授業に関わるようになって、そこで有機農業と出合い、さらに日本の自然農について勉強し始めたのね。その流れで、有機農業や自然農とつながりのある”パーマカルチャー”っていうのもチラチラ聞くようになった。

菜央 その頃、パーマカルチャーについてはどんな印象だったの?

海さん パーマカルチャーっていう言葉を使う人はすごくパッションがあって、ワクワクしているっていうのが最初の印象だったね。ただ、当時僕はすでに有機農業をやっていたし、次に取り組むとしたらパーマカルチャーじゃなくて自然農かな、って思ってたね。

菜央 そうなんだ。

海さん それから大学を卒業して、持続可能な社会づくりとか生き方をテーマにした授業を僕が運営する側になって。

菜央 大学がつくった授業じゃなくて、自分たちで?

海さん そう。学生が自分たちでお金を集めて、自分たちで構成を練って、ネットワークをつくっていくの。大学の理事会にも入って人間関係を築いて、大学のカリキュラムの中にちゃんと単位を出せる授業をつくっちゃったんだよね。

この活動に関わる学生たちは、協力しあって、どんどん仕組みを変えていこうっていう認識で活動していた。”関係性をデザイン”していたんだよね。その当時、サスティナビリティをテーマにして活動している人たちは「戦うのは疲れるし、楽しくない。だから、どうやって人を巻き込んで、仕組みを変えていくか」っていうことを考えてた。そのプログラムの延長で、大学の電力の契約を変えることにも成功したんだよ。

菜央 大学の電力って巨大だよね。そんなに簡単にできることじゃないでしょ?

海さん 自分たちの授業料を3ドルくらい値上げしていいから、100%自然エネルギー化してくれっていうキャンペーンを数年かけてやった。結果として、2006〜2007年の間に100%自然エネルギー化を実現させたの。関係性をデザインし直すことによって、不可能だったことが可能になって、立場が弱い学生たちも実はすごくパワフルなことができるということが分かるよね。

かつては、権力構造があって、権力の側には資源もお金も武力もあるけど、人数を集めればそれを倒せるっていうパラダイムだった。でも、ごく少人数でも、デザインや仕組み、システムを理解している人たちが上手にテコ入れをすると、仕組み全体が変わっていって、結果として大人数と権力構造が変わっていくっていうことが実際に体験できたんだよね。



自分のOSを”生態系ベース”に変える

海さん それからすごく忙しくなってしまって、持続可能な社会とか生活の授業とかをやっているのに、自分はいつもパソコンの前だったり、ミーティングに追われていたり。いいことをやっているはずなのに、心と体がどんどん疲弊していって、喜びが全然増えない。どこかで根本的にズレてるなというのは感じていたんだけど、何がズレてるのか分からなかった。

かなり活発に活動していて、かなりすごい成果も挙げられるようになっていたけど、その先には何も答えがないっていうのに気づいたんだよね。

当時、授業を受けていた学生のお父さんが、コスタリカのジャングルで農場をやっていて、ガーデンのマネージャーを探しているという話があって、それでコスタリカに行くことになったの。とはいえ、当時、サステナビリティについての知識はたくさんあったけど、ジャングルで暮らせるような知識も技術もない状態で。でも、まあなんとかガーデンくらいはできるかなって。そんなレベルで、大きなリュック1つと小さなリュック1つ、ゴミ袋4つ分の荷物を抱えて、コスタリカのジャングルまで乗り込んだのね。

ジャングルの中には、ガスも電気もないから、料理は薪か太陽光。トイレは森だからどこでしてもいい。それが植物の栄養になって、やがて自分の食べ物になる。そういう自然のサイクルが見えるようになった。それで、自分のOSが変わったんだよね。

菜央 「自分のOSが変わる」ってどういうことだろう?




続きはGREENZ.JPで!

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