多様で持続可能な未来は、人びとのワクワクから生まれる。世界中の社会をつくる人々が大集合するイベント「Bioneers」がすごい理由
みなさんはカリフォルニアのベイエリアって知っていますか?
カリフォルニア州北部のサンフランシスコとオークランドという二大都市、学生運動の発祥地とされるバークレー、シリコンバレーと称されるサンノゼ一帯など、サンフランシスコ湾の湾岸地域のことをいいます。
かつてサンフランシスコといえば、ヒッピー文化や学生運動の発祥地、美味しいシーフード、最新のファッションカルチャーなどを思い浮かべる方が多い 印象でしたが、最近ではベイエリアにIT分野の最先端企業が集まっていることもあり、私たちの暮らしをより良くする、新しいアイデアが生まれる街といった イメージを抱く方が多いかもしれませんね。
そのベイエリアの北部にあるサン・ラファエルでは、多様な分野のパイオニアたちによる、環境問題や社会課題を解決した未来のビジョンを共有する「Bioneers(バイオニアーズ)」というイベントが毎年10月末に開催されています。
過去には、greenz.jp編集長の鈴木菜央と前編集長でシニアエディターの兼松佳宏(YOSH)が参加。greenz.jpを立ち上げ、メディアとしての方向性をつくるうえで、とても感銘を受けたのだとか。
今回は、greenz.jpのメンバーも参加する予定の「Bioneers」とはどんなイベントなのか紹介するとともに、以前参加したことがある鈴木栄里さんと菜央さんに、当時の思い出や感想を伺っていきます。文末にはgreenz.jp編集部メンバーと一緒に参加する方の募集のお知らせも!
最先端の未来を発信しながらも、誰にでも開かれている「Bioneers」
「Bioneers」は、科学、生物、アート、女性、経済、宇宙、先住民の伝統文化、食など多岐にわたるテーマのパイオニアを招き、講演やパネル ディスカッション、ワークショップや展示など、多様なプログラムを3日間にわたって行うカンファレンス。毎年おおよそ3000名の来場者が集まり、6万人 を超える人々がソーシャルメディアから参加、全米18か所で衛生中継もされているそう。
プログラムは大きく、午前中のプレナリーセッション(基調講演。TEDのようなプレゼンテーションが行われる)と、午後のワークショップなど少人数 形式の分科会で構成され、プレナリーセッションではTEDのような講演形式で、各分野のパイオニアが次々と、自分の専門領域と知見からつくりたい未来につ いて話していきます。
過去の基調講演には、社会的企業の先駆けインターフェース社の創設者Ray Anderson(レイ・アンダーソン)、バイオミミクリの提唱者であるJanine Benyus(ジャニン・ベニュス)や『自然資本の経済―「成長の限界」を突破する新産業革命』の著者Paul Hawken(ポール・ホーケン)など、世界の思想的リーダーが多く登壇。
会場の聴衆の心に刺さった話にはスタンディングオベーションが起こるなど、発見、驚きと未来への希望がダイナミックに感じられる、他にはない場となっています。
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気になる2016年の「Bioneers」は?
2016年は10月21日〜23日に開催予定。バイオミミクリの提唱者・Janine Benyus(ジャニン・ベニュス)、350.orgのBill McKibben(ビル・マッキベン)やBeehive Design Collectiveという風刺画で有名なアーティスト軍団のRyan Camero(ライアン・キャメロ)など見逃せないスピーカーが登壇するのだとか。(2016年開催の「Bioneers」の詳しいスケジュールはこちら)
今年は、この記事にも登場頂いた鈴木栄里さん、鈴木菜央さん、greenz.jp編集部デスクのスズキコウタさんも参加する予定。 greenz.jpでは、現地からのレポートや、現地周辺のチェンジリーダーたちの活動を紹介する記事を複数本発信していきます。そして、なんと現在、3人と一緒にBioneersに参加する人を大募集中なのだとか! この記事を読んで「Bioneers」の様子をもっと知りたいと思った方は、その記事を楽しみにお待ちください!
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東京アーバンパーマカルチャーとgreenz.jpと一緒に、Bioneers Conferenceに参加しよう!(申し込み締切: 9/20まで!)
http://tokyourbanpermaculture.blogspot.jp/2016/08/tupbioneers.html
*値下げしました
ソーヤー海と鈴木えりと旅する〜カリフォルニアのパーマカルチャーとギフトの世界〜
http://tokyourbanpermaculture.blogspot.jp/2016/08/blog-post_30.html
*参加費が経費+ドネーションになりました