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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

このブログでは僕のワークショップ(WS)やイベントの告知をしています。
WSの最新情報や活動の近状に興味ある方はメーリングリストに入ってください。
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東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むための実験と実践を行っています。
世界の最新情報やスキル(技術)を学び、
それを体感型のワークショップで日本に紹介しています。
パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、
システム思考、ユースのエンパワーメントなどが活動の軸です。
活動仲間や企画者を常に募集しています。
よろしくお願いします。

次世代のためにも、一緒に平和で希望のもてる社会を創作していきましょう!

Monday, December 19, 2016

【社会変革の心】TUPが目指している世界と組織の在り方


非暴力コミュニケーション(NVC)の創始者、
マーシャルローゼンバーグによる
The Heart of Social Change
(社会変革の心)という本がある。

TUPが目指す世界を表現している
一部分がある。

ギフトエコロジーの説明にもなっている。
【ニーズ】を満たす生き方、
在り方を意識しながら創造的に生きよう!

By Marshal Rosenberg(thank you!)
翻訳 安納ケン(ありがとう!)

「人生(命)を豊かにする(Life-Enriching)」が私のパラダイムの中心をなす考え方だ。全ての行ないの起点は、その行動によって満たされるニーズのイメージに基づいている。そのヴィジョンが全ての原動力となる。人生(命)を豊かにする組織(Life-Enriching Organization)とは、そこに属する人たちが行なうすべての事柄が、ニーズを満たすことでどのように人生に貢献するか、という観点に基づいて進められる組織である。それは地球そのもののニーズであり、樹木や、湿地や、人間や動物たちのニーズをも包含している。そしてここではニーズを満たすことにって生命がどのように育まれるかが、とても明らかだ。それがまさしく、行動を生み出すヴィジョンとなるのだ。人生を豊かにする組織/構造(Life Enriching Structure)では、だれもお金のために働くことはしない。お金は、赤ちゃんを母乳で育てているお母さんが必要としている食べ物と同じ役割をはたしている。お母さんはなにかの対価として食べ物を受け取る訳ではない。お母さんにとって食べ物は、赤ちゃんの命をはぐくむためのエネルギーなのだ。すべての根底にニーズにがある。だからこそ非暴力コミュニケーションは、根本的に、ニーズに対する意識に根付いている。そのことに向かい合う意識そのものに基づいている。我々が行なうすべてのことは、ニーズに貢献するためであり、ニーズ、とくに精神的なニーズが満たされたときに感じる満足感のために行われる。それがニーズの中で満たされたとき、一番楽しいものだからだ。

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 さて人々のニーズとはなんだろう? お金はニーズではない。それは時折ニーズを満たす事もあるが、手段(ストラテジー)である。名声もニーズではない。地位もニーズではない。これらは支配構造(Domination Structure)が人々を誤った方向へ導くために使うものだ。ほんとうのニーズをねじまげて伝え、これら偽物がほんとうのニーズであるかのように信じこませる。一方、人生を豊かにする組織では、命をはぐくみ、ニーズを大切にする。人生を豊かにする組織内で行なわれる全ての仕事は、目的に動機づけられて行なわれる。お金のためでもなく、給料のためでもなく、地位のためでもなく、身分のためでもない。全ての仕事はそのミッションを実現するという喜びから行なわれる。さて、ここでお金が関わってくる。自分自身や家族が食べていくために給料をもらうかもしれない、だがそれが理由で仕事をしている訳ではない。彼らは純粋に命を育むというミッションを動機に仕事をしている。だが、その意味でも、この組織の中で一番重要なものはお金ではない。人生を豊かにする組織は、そこで働くすべての人に誠実な感謝が伝わるように作られていなくてはならない。それが人生を豊かにする組織で働いている人々の燃料となる。真摯な感謝すること。そうした時初めて、自分の努力が、人生をはぐくむミッションの中で持つ重要性が見えてくるようになる。


【冬のボーナス】マーシャルの映像(日本語字幕)