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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

このブログでは僕のワークショップ(WS)やイベントの告知をしています。
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東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むための実験と実践を行っています。
世界の最新情報やスキル(技術)を学び、
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パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、
システム思考、ユースのエンパワーメントなどが活動の軸です。
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次世代のためにも、一緒に平和で希望のもてる社会を創作していきましょう!

Monday, December 30, 2019

ギフトの実践者ニップン・メッタと「無我」について@サイゼリヤ



まず最初にニップンと繋げてくれた
西園寺ゆかちゃんに感謝を伝えたい
僕をニップン、グリ、パンチョと
つなげてくれてありがとう〜

the ripples of love and compassion you have made in the world are infinite
I'm so grateful to know a person like you
you have truly enriched my life

11月24日にニップン・メッタと再会する機会があった
彼は、僕にとって先生であり、先輩であり、仲間でもある
会うたびに自分のあり方や方向性がチューニングされて
Beingの次元でものごとがまた見えるようになる

自分のあり方がチューニングされる人や場所に
なるべく身を置くことをみんなにオススメしたい
自分のしあわせのためにも
社会をより平和で素敵な場所に貢献するためにも

僕にとっては、ニップンやサティシュ・クマールや
プラムビレッジ、原生林(とくにRedwood trees)が
僕のrefuge(よりどころ)
意識の養いどころ

真実のシャワーを浴びる感じで
意識に付着した役に立たないものが
流されていって
より鮮明に大事なものが見えるようになる
(時間とともにそのメガネが濁ってくるけど)

ニップンと会えたのは
ロンドンでガンジーの孫と瞑想会をしたぶり

今回は「ニップンと一日リトリート」という機会に誘われて
リトリート後の個人セッションで
濃厚な時間を過ごすことができた

ニップンの来日の理由の一つは
彼が五井平和賞を受賞したから


一日リトリートへの招待はこんな感じ

こ􏰀の度、五井平和財団􏰁11月24日(日)文京シビックホールにおいて特別なリトリートを開催させていただくことに なりました􏰀でご案内申し上げます。 
日本でご活躍􏰀リーダー、コミュニティー・オーガナイザー、チェンジメーカー􏰀方々約 40 人にお集まりいただき、 内なる変革をテーマに多様なバックグラウンドを持つ方々が共に学ぶ場を設けたいと思っております。参加者が内 面にフォーカスしながら、一つ􏰀場を共有することにより、お互い􏰀深いレベル􏰀関係性に何らか􏰀シフトが起こ り、今日􏰀様々な問題に対する画期的な解決策が生まれる場となることを期待しております。 
こ􏰀のリトリートで􏰁、光栄なことにニップン・メータ氏をお招きし,ニップン氏􏰀進行で進めて参ります。 
ニップン氏􏰁はサービススペース􏰀創設者であり、ダライ・ラマ謳われることなき英雄賞など多く􏰀賞を受賞し、オバ マ大統領􏰀貧困と不平等に関する政策提言評議会􏰀委員に任命されたほか、ヨーロッパ􏰀雑誌 OOOM が選ぶ2018 年度􏰀「世界で最も人々をインスパイアした100人」にも選ば􏰂れました。 
こ􏰀1日􏰀プログラムで􏰁、参加者同士の􏰀対話、アクション、そして内省を通し、「自らが世に願う変化となる」道􏰀りを共に歩む一歩を作って参りたいと思っております。その􏰀過程で、優しさの􏰀体験を深めたり、参加者同士􏰀の繋がりを強化したり、一人一人の􏰀物語や活動に隠された価値について振り返っていきたいと思って おります。そして、奉仕活動に伴う、内なる変容に意識を注ぐことによって、私たち􏰁が消費から貢献へ、取引から信 頼へ、孤立からつながりへ、欠乏から豊かさへと、社会􏰀変容を起こしていきたいと考えています。 
今回、皆様と共に次􏰀ようなテーマや問いを探求していきたいと思います。 
「様々な形の􏰀富を解き放つ」 今日􏰀社会􏰁、経済的な豊かさの􏰀みの􏰀レンズを通して形成されています。しかし、実際それによって世界が􏰁豊かになっている􏰀でしょうか? こ􏰀問いをきっかけに、経済という観点以外で、普段見落とされている 様々な形􏰀の富・財産について論証してきたい思います。例えば􏰂、時間、コミュニティ、心遣いなどです。世界で􏰁 全てに値がつけられていて、売られている状態􏰀中で、プライスレスなも􏰀􏰁どうなってしまう􏰀でしょうか? そして本来、とても価値􏰀ある大切なもの􏰀を、再び社会に循環させることができたら、何が起こるでしょうか? 
こ􏰀リトリートで􏰁、参加者􏰀の皆様の􏰀実際􏰀体験から学び合い、新たな価値􏰀創造につながる実験や枠組みを生 み出す場を共有したいと思います。 
プログラム􏰀内容もさることながら、こ􏰀集まりの􏰀意義􏰁、リーダーたちが予測できる解決策の􏰀ために力を合わせ ることで􏰁ありません。むしろそ􏰀の逆で、この􏰀ようなネットワークの􏰀関係性が、SNSの 􏰀ようなゆるい繋がりだけでな く、深いノーブルな友好関係になっていくことで、愛の􏰀法則が解き放たれます。既成概念を捨て、集団􏰀叡智􏰀 創発を信頼してこそ、この􏰀集まり􏰀の力が発揮される􏰀のです。

リトリートも素敵だったのだけれど、何よりも僕にとって特別だったのは、懇親会の後のニップンとの個人セッション。

夜9時ごろ、時差ボケと疲れがあるだろうニップンと、座ってゆっくり話せる場所を探していた。いい場所が見つからなかったので、駅近くの地下にあるサイゼリヤ(何年ぶりだろう)に入ることにした。

そこで、まずいプリンを食べながら、ニップンの深い話(法話?)を聞かせてもらった。

「海、これは全部ぼくたちのエゴが作り出している幻想なんだよ」

サイゼリアの店内を二人で見回した

「物質的な次元はそこまで大事じゃない。そこに囚われるな、これらは全て消えていく」

なんか、マトリックスの映画のイントロにいる感じがした
スーパーシュール

そこからいろんな話をしたんだけど
ぼくも疲れていたのと
英語で猛スピードで話していたから
まだ文章化できないけど
ノートに収めて言葉にできそうなものを
みんなとシェアしたい。

ニュアンスが大事なのと
この言葉を語っている文脈やエネルギーが
ものすごく重要で
そこはぼくには文字で表現しきれないから
何か響くものがあれば自分なりに活かしてみて

プラムビレッジで何度か
言葉に囚われるなと言われた
大切なのはあり方の次元で物事を捉えて
「実践」すること

ニップンも仏教の世界観がベースにあって
ヴィパッサナ瞑想者(普段はその話をあまりしない)でもある
彼はオーディエンスに合わせて言葉を選ぶから
以下は、瞑想者向けの話だと思う

work in the mundane don't be the mundane

俗世で活動をしろ、でも俗世に染まるな(ちょっと翻訳しにくい)

*みんなに寄り添いながら、自分の軸をしっかり持つことの重要さを話していたんだと思う。だから、ビジネスや企業でも講演とかしたり、大金持ちと接したりするけど、自分のあり方はズラさない


don't work on the level of the surface, work on no-self

表面的なレベルで活動するんじゃない、無我を深めろ

*彼との時間でずっと繰り返し僕に伝えてたテーマ


your greatest gift is a no-self example not gift economy example

君のもっとも素晴らしいギフトは無我、ギフトエコノミーを広める人ではない

*ギフトエコノミーを広めようとするより、無我を深めることが本質的だということ


don't be an activist, opposing, manipulating

活動家になるな、抵抗したり、操作しようとしたり

*これが表面的な次元で活動するなということなんだと思う。努力をして外の世界を変えるのではなく、内側を変容しなさいってこと。この時に、パンチョの話をしていた。たぶん、アメリカの文脈のアクティビストという表現と、パンチョのような非暴力・愛の奉仕者を区別したかったんだと思う。僕にとってパンチョこそが僕のロールモデルとなっているアクティビストだから。


don't rearrange furniture in the nightmare

悪夢の中で家具を動かすな

*表面をいくら変えても悪夢から解放されることはできないという意味かな。


don't move the mud around, be the lotus

泥を動かすな、ハス(の花)になりなさい

*これは仏教的な話で、泥がなければハスの花が咲かない(悟りの象徴)という話のことだとおもう。プラムビレッジでよく聞く、no mud no lotus  泥がなければハスもない。泥は汚いもの(嫌なもの、苦しみ)だけど、それが悟りの土壌でもある。ニップンの話は、おそらく表面的な世界でいくら泥を動かし続けても、たいして何も変わらないという意味だとおもう。


instead of resolving the dilemma, dissolve the self and serve

ジレンマを解決するのではなく、自我を手放して奉仕しなさい

*僕がギフトの実践をもっと深めたいけど、妻子のことが心配でいろいろ戸惑っていることとか、社会で起きている多くの不条理に取り組みたいけど、自分の心がまだ整っていないこととかのジレンマについて話していた時の帰ってきた言葉。


work with grace. Receiving something you did not work for

グレイスの中ではたらく。

*深すぎてまだ理解しきれていないけど、ロンドンでもグレイスの話をよくしていた。努力して何かを得るのではなく、ただただ手をさしのべて、そこに落ちてくるものを頂く。近くに落ちてくる恵みをキャッチするために、ちょっとでも動いて手に入れるのはエゴ。純粋な心を育て続けて、自分の元にくる恵み忍耐強く待つんだって感じの話だったと思う。ここにもちょっと解説がある。

そんな話の中で、ニップンが最近$300,000,000がすぐ近くに落ちてきた話をした。それだけのお金があればいろんな素敵な活動ができる。「20代の頃なら、このお金でどれだけ海(僕の話)のような人を応援できるかって考えたかもしれない。でも、それは巧妙なエゴの働きなんだ。」って語ってた。ドンピシャで自分の手元にやってきたもの以外は、受け取らない。そんな感じの話だったけど、まだ僕には実践に移せるほど理解しきれてない。


i don't choose, it is just decided

僕は選択している感覚がない、決められたことを受けているだけ

*導かれるままに奉仕しているという意味だと思う。何に専念するかとか、どういうお誘いを受けるのかという質問に対しての彼の答え。僕もだいたい頼まれたことをなるべく受けるようにしてきたけど、そうすると家族や道場との時間がどんどん減ったり、疲れたりしてしまっていたから、彼のアプローチを聞きたかった。あまり参考になる答えではないけど。


mobiosity

メビウス性。円より強い形。表と裏がつながっている。動的で境界がない様。
*深い説明はこの記事(英語)Intersection between love and power


company of noble friends

気高い仲間とともにいることの大切さ
非暴力、愛の道を歩む人たちと過ごすこと


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帰り

ニップンが支払いたいと言ったので
僕は素直に彼のギフトを受け取った
(ギフトを受けることも大切な実践だと彼から学んだこと)

そしたら、彼がこう言う
this is not my money, I'm not paying for it
これは僕のお金ではないし、僕は支払っていない

彼にとって取引や交換は幻想
様々な条件が重なり合って全てが起こっているので
例えば、講演料について聞かれるとき
彼はビックリすると言ってた
講演するために必要な条件は計算しきれないし
講演料も数字では表現しきれない
多くの条件や努力が含まれている
より大きな現実からそこだけ切り出して
「価値」を数字で表現して二人の人が
交換することが彼にとって不思議なんだともう
僕も不思議だと感じる
でも、とりあえずそう言うゲームの中でも
生きているからなんとなくやっているけど

ニップンがお代を払ってくれている間に
「はいこれ、もっているドル全部」
といって彼の財布に入っているドルをいきなり渡された
突然すぎて反応に困っている僕に
「持って行ってくれ、僕にはいらないから」と
ちょっと強引に渡された。

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これから深めていきたいテーマ


囚われないあり方

NO-SELF  無我

INTERBEING  インタービーイング



ILLUSTRATION BY DADU SHIN 
From Everybody Means Something
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ニップン関連のオススメ資料

【ギフト】ニップン・メッタのギフトの話(YOUTUBE)



Nipunについての日本語の記事(もうちょっとシンプルな内容)

Nipunの周りにいる素敵な仲間たちの日本語の記事