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東京アーバンパーマカルチャー(TUP)の世界へようこそ!

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東京からサステナブル(持続可能な/共生的)社会を育むための実験と実践を行っています。
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パーマカルチャー、非暴力コミュニケーション(NVC)、禅(マインドフルネス)、
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次世代のためにも、一緒に平和で希望のもてる社会を創作していきましょう!

Thursday, June 27, 2019

ガンジーの孫とロンドンでアウェイキン・サークル

前回のポストニップン・メッタとの会話 6月24日2019の続き


ギフト仲間のニップンとお話をした後に、
去年お世話になったMitaとSanjayの家に向った。

彼らは毎月アウェイキン・サークルを行っていて、
今回のニップンを囲むスペシャルサークルのホスト役
70人近くの人(知らない人も含め)を家に招待する上に
全員分の食事をギフトする重役を担っていた
愛に動かされている普通の夫婦

実は、去年もぼくは彼らにお世話になった
(以下は去年の話)
ニップンにつなげてもらい
初対面なのに快く家に泊めてもらった上に
僕のお話会アウェイキン・サークルも企画してくれた

彼らの家に到着した瞬間から
笑顔でおもてなし猛攻撃
「お水飲む?」「お茶がいい?」
「お腹すいた?晩ご飯食べる?」
「ちょっと横になる?」
「それともシャワー浴びる?」
「なにか必要だったら教えて」
「お水飲む?」

空港から直行したから
時差ぼけと長旅の疲れで
素敵なオファーの多さに圧倒されたけど
初対面なのにこんなに
手厚い歓迎をしてくれることに感動した

翌日、一緒に泊まっていた茜ちゃんと
彼らの家から次の目的地に向おうと
出発の準備をしていたら
Mitaが娘と一緒に素敵なカードを
僕と茜ちゃんに渡してくれた

「うちにとまってくれてありがとう」
というような感謝の手紙
さらに、その封筒のなかにはお金も入っていた
「娘になにかお土産を買ってね」

泊めてもらったのに
逆に、ここまで感謝してもらって
さらに、普通なら宿泊者がお金を払う現代社会で
逆に、お金をもらう新鮮な流れが
「非常識」すぎて戸惑いと喜びに包まれた
これが、ぼくが体験してきたギフトカルチャー
ニップンが言った言葉
don't focus on what you can get, focus on what you can give
自分がなにを得られるかに意識を向けるのではなく
自分がなにを(心から)贈れるかを意識してみよう

その在り方が
自分の中のやさしさや寛容さを育み
世の中に愛の波紋を広めてく
「良いこと」をやるというよりも
自分の心を養うためにやる

前おきが長くなったけど
そんな家族の家で行われる
アウェイキン・サークルに
突如、ガンジーの孫が参加することになった。
Rajmohan Gandhi(ラジモハン・ガンジー)
彼もニップンのことを知っていて
ニップンも彼のことを知っていたので
たまたまロンドンにいた二人が
そこで初めて出会う運びとなった。



一時間みんなで静かにめいそうをした後
二人のライブトークが始まった

印象に残った言葉をシェアしたい


マイクを持っているのがニップンで、椅子に座っている方がガンジーの孫


ニップン
‘It’s not what we do but who we become from what we do and what are we seeking through that becoming process. The size of what we all do doesn’t matter because we are all instruments of the same grace.’
何をやっているか(肩書きや実績)が大事なのではなく、その行為を通してどんな人になるのかが重要。そして、その在り方のプロセスでなにを求めているのか。やることの大きさ(スケール)は大切ではない。なぜかというと私たちはみな同じグレイス*の道具であるから。
僕たちは自分たちの存在にあまりにも自信がなく、自己紹介をするときに、すぐに自分の肩書き(名刺)を相手に渡してしまう。大切なのは何をやっているかではなく、それをやってどんな人になるかなんだ。
*グレイスについては前回のポストを参照してね

ビノーバ・バーベと共に活動していた年配のガンディアン(非暴力活動家) から頂いたアドバイス。「サティヤーグラハ」(非暴力非服従・愛を原動力とした直接行動)を行って、暴力的な状況が変わらなければ、よりやさしくなりなさい。そして、それでも暴力的な状況がかわらなければ、もっとやさしくなりなさい。

ガンジーが提唱していたガンディアンの在り方とは、10%サティヤーグラハ、90%建設的なプログラム(constructive program)。


インドで多くの人を病気にしていたトイレの衛生問題に取組んでいた、有名なガンディアンがいた。かれは何万ものトイレをつくってインド中に設置した。多くの人に親しまれていた彼が亡くなった時に、彼の妻がこう言った
「あなた達はわたしの旦那の本当の姿を知らない。40年間の結婚生活の中で彼は一度も、わたしに怒ったことがないやさしい人でした」
大切なのは何をやっているかではなく、それをやってどんな人になるかなんだ。

ガンジーの孫 

彼は話の中でマハトマ・ガンジーの人間性を強調してくれた
ガンジーの愛はどこからきたのか?彼は親にものすごく愛されて育ったのだ。「私は、世界で一番親に愛されてきた子供なのだ」とガンジーが自ら言っていた。

今の時代に必要なのは、愛やポジティブな話だけではなく、闇と向き合ってしっかりと「それは危ない」と声を上げる勇気。今では世界中で過激派の力が増していて、その勢力に立ち向かう人々が少ない。

ガンジーは自分の命が危ないことを常に認識していた。 暗殺される前は、数ヶ月間ずっとイスラム教徒(ガンジーはヒンズー教)と頻繁に面会をしていた。イスラム教徒に対する迫害の状況を把握するために。ヒンズー教徒のガンジーがイスラム教徒と会うことは、多くのヒンズー教を怒らせていた。そんな緊迫していた状況の中で、面会をしていたイスラム教徒にガンジーがお願いをした。「私のために祈って欲しい。私が殺される時に、私が殺害者を愛で迎え入れることができるように祈ってくれ。」
ガンジーは後に、同じ宗教であるはずのヒンズー教徒に殺される。

ガンジーは孤独だった。ガンジーを人間としてみる人がいなく、「偉大なガンジー」に対等な人間として寄り添う人がいなかった。でも、私たちと同じように、ガンジーも不安があったり、支えを必要としていたんだ。でも、彼は奉仕者として、みんなのためにできることはいつもやって、自分からはなにかを求めることはなかった。

僕の解釈と拙い翻訳でもともとの意味が変わっているかもしれないので、英語ができるかたは二人の話のオーディオをぜひ聞いて欲しい(微妙に噛み合ってなかった感じが面白かった)。audio recording

以下は、ロンドンのサービススペース*のニューズレターより
*サービススペースは、アウェイキンサークルやカルマキッチンなどを始めたギフトと奉仕のネットワーク。



Building Bridges One-Day Retreat

Nipun and Jin-Wei's visit served as a catalyst for us to host another One-Day Retreat, where we collectively explored the theme Building Bridges in Times of Disconnection. Around 55 changemakers came together in Pimlico from places near and far including Paris, Vienna, Australia, India, Brighton, Hertfordshire, Chippenham and all over London, to plant seeds of goodness in our hearts and co-create a more kind, compassionate and generous world by being the change we wish to see. This was the first of several gatherings planned for Nipun and Jin-Wei's visit and seeded many beautiful ripples over the course of the day, which you can read all about at this blog post and see photos from the day too!  One of the participants who came all the way from Paris, Oliver, shared reflections in a heart-felt letter to himself following the retreat.

Awakin Circle with Nipun and Rajmohan Gandhi

It was grace that brought together 75 changemakers on a beautiful summer evening in Harrow.  We circled up in the garden to share collective silence and hear inspiring stories and insights from Nipun, the founder of ServiceSpace, and Rajmohan Gandhi, one of Mahatma Gandhi's grandsons.  Rajmohanji and his wife Usha happened to be in London and he joined the circle as a surprise guest, having graciously accepted Nipun's invitation only one day earlier.  Nipun opened with a beautiful phrase, which anchored much of his sharing that followed:  "We are not what we do.  What are who we become by what we do."  The dialogue that unfolded between Nipun and Rajmohanji left everyone's hearts full as we heard incredible stories from Gandhi's life along with other Gandhians like Arun Dada and Ishwar Patel.  You can learn more about the circle from this blog post and tune into the audio recording of the incredible dialogue that unfolded.


We look forward to keeping the ripples from these inspiring few weeks in motion as we come together for Awakin Circles in coming weeks.

With love and gratitude,

Trishna, Ani, Mita, Vicky, Shamash and Ewa :)