デニスバンクス(colorlinesより)
子供の本のクラウドファンディングのアップデートより
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いつもはじまりには、ひとりの情熱があります。
この本の場合は編集者の後藤さんでした。
小さな子を持つお父さんであり、自由な校風で知られる和光育ち。
自分が大切に思うこと、魅かれつづけるものを大切にしてきたら出版にたずさわることになりました。
若い頃からアメリカ先住民文化に興味があり、ちょうどこの本をつくりはじめた頃、先住民の権利回復運動の偉大なリーダーとして知られるデニス・バンクスに会います。
「日本の若いジェネレーションに向けてパーマカルチャーの本をつくる」とお話しし、いただいたメッセージが写真です。
To the young people in Japan.
Learn of the crops.
They are medicine for you.
Plus, they are food as well.
-Dennis Banks
日本の若者たちよ。
農作物のことを知りなさい。
あなたを癒す薬であるから。
それに、あなたの体をつくる食べ物でもある。
ーデニス・バンクス
いまつくっている絵本の章のはじまりは「食べることは生きること」。
デニスは去年80歳で亡くなりました。
ホールアースカタログができて、グレイトフルデッドがいてサマーオブラブだったアメリカ60年代後半。多くの若い人たちが、自分たちのアイデンティティを取り戻すためのクリエイティビティや戦いをしていました。
先住民文化が崩壊しはじめたと思われた頃、デニスは1時間にわたる伝説のスピーチを行い、先住民の権利回復のためのラディカルな活動をはじめます。1968年でした。
いま日本で、どれほど先住民のムーブメントが知られているかはわかりませんが、
ダコタパイプラインムーブメントで見られるような、アメリカ先住民の聖なる知恵とあり方への敬慕が深まっています。その流れを奪還したデニス。
その情熱と強さを私たちの身に継いで、この絵本を若い世代につなげていきます。
先住民の聖なる儀式にデニスのはからいで参加させてもらった黒田征太郎さんが書いたデニスの言葉がこちらからご覧になれます。
http://www.aritearu.com/Influence/Native/Nativewor...
(リンク先より抜粋)
知恵の種は、私たちの中心にある。
自分自身の中心に、汚れのない思考とよい水を与えること。
そうすれば、閉じた中心が開いてきて、知恵の実を結ぶことだろう。
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