イギリスから帰って来たよ〜
いまは長旅からの養生中
サティシュおじさんからの深い学び
僕がサティシュクマールと出会ったのは
2005年、大学4年生(米国のUCSC)だった。
そこから数年間はつながりを失ったものの
日本で辻信一さんと活動するようになって
2014年あたりにサティシュと再会できた
いまは毎年、彼に学ぶシューマッハカレッジ体験の
企画をさせてもらっていて
彼と過ごすことを通して
自分の愛と奉仕者としてのこころを養っている
【昔話】
サティシュと僕だけで温泉にいたことがある
「問答個人セッション」@温泉
僕にはとてもきになる問いがあった
「2年間の巡礼をしていたときは
お金を持たなかったのに、
なぜ、今はお金をもつ生活に変わったのか?」
お金持ちがある日、深い気付きのもと
すべてを手放して仙人になる話はたびたび聞くけど
サティシュの場合はちょっと逆パターンな気がした。
なぜ、給料や所有の世界に戻ってきたんだろうと
不思議に思っていた。
サティシュが答える
普通過ぎる答えに拍子抜けする僕
確かに。。。
深いことも言うし
普通なことも言うし
適当なことも言うし
でもいつもやさしく
愛に満ちている感じがする
そういうところがチャーミング
【サティシュの家を訪ねる】
今年は、はじめてサティシュとジューン(妻)の家に行った。
彼らは、シューマッハカレッジから
車で二時間くらいの町に住んでいる。
電車で向って彼らの町に一番近い駅に到着したら
サティシュおじさんが “Kai, Kai, welcome, over here”と
手を振りながら笑顔で僕らを迎えてくれた。
そして、すかさず僕が抱えていた
家族3人分の重い荷物に手を差し伸べて
“here let me help you with this”と言ってくれた
そしてみんなで彼の車に向った
至って普通な感じの流れだけど
82才にもなる
僕にとっては大先生が
僕たちを迎えるために
往復1時間も運転してくれて
さらに荷物も運んでくれていることに
感動した
家に到着すると
“welcome welcome”といいながら
また荷物運びを手伝ってくれた
家に入ったら
“please sit, would you like water? Tea? Fruit? Biscuits?”
のような調子で笑いながら
いろいろオファーしてくれた
これぞ art of hosting
そこからサティシュとジューンと家族で
ゆっくりと数日過ごした
ジューンはプラムビレッジとの縁が長く
同じマインドフルネス仲間
ガーデナーでもあり
彼女はあまり表にはでないけど
とても素敵な人
彼女からいろいろ二人の昔話を聞かせてもらった
例えば、サティシュの巡礼の旅の後
サティシュ一家はウェールズで
自給自足的なコミュニティーを
始めようとしたけど
それが崩れてしまい
子供と牛を連れて牛が飼える庭付きの家を探し
今の家に辿り着いたと
ビックリした話が
「サティシュはいつもポジティブで元気なの?」
ってジューンに聞いたら
「40年以上一緒にいるけど
彼は沈むことがないわ。
イライラすることはあるけど、
怒ることはない。
ずっとあんな感じなの。」
Wow thats amazing!
そんなことは可能なのか?
自分は人前で話した後は沈んだり、
活動が大変になって鬱になったり
妻にキレたりすることに
ちょっとがっかりしてしまう。
サティシュの在り方に僕は惹かれている
どんなことをやっていても
あたたかさとやさしさ
思いやりと愛を感じる
たとえば、
サティシュは朝ご飯を食べない
だけれど、僕たちが朝起きると
オフィスから出てきて
“can I help you with some breakfast”
“tea? coffee?”
朝はやくから仕事を始めていて
朝ご飯を食べないのに
わざわざ仕事を保留にして笑顔で丁寧に
ホストをしてくれる
「大丈夫」って答えると
ちょっと会話をしてから
またオフィスに戻る
(チャンスがあるとすぐにオフィスで仕事をする)
昼や晩ご飯は
僕のパートナーのリクエストで
サティシュのインドカレーとなった。
料理が終わると席に僕たちは誘導され
イギリス風にテーブルがセットされている
「サティシュはコース料理にハマっているのよ」
とジューンが言う
彼らが収穫して絞ったりんごジュースから始まる
めちゃめちゃ美味しい
次は近所のサワードウ(天然酵母)パンとガーデンサラダ
ファーストコースが終わると
サティシュが立ち上がり
みんなにカレーとご飯を装ってくれる
お皿が空になる前にサッティシュが
すかさず立ち上がり
“would you like more”とすすめて
また装ってくれる
笑顔ですすめられると「ノー」といえず
毎食たべすぎてしまう
なんとなく食事が終わった感じがすると
サティシュが”shall we have pudding?”と言う
プディング(プリン)は英国ではデザートと言う意味
“and some tea?”
毎食、プディングは欠かせないみたい
庭から摘んだいちごに
クリームとメープルシロップをかけるのが
サティシュのお気に入り
そんな感じでひたすらもてなされる
素敵な時間を過ごした
そんな中で多くの素敵な会話もあった
【サティシュの言葉】
サティシュの言葉を幾つかシェアしたい
ーーー
サティシュが好きなインドの詩
"Don't forget about love for even two seconds"
「愛について二秒も忘れないように」
これを実践するば
憎しみやジャッジをする時間がなくなると
言っていた気がする
ーーー
ジューンが言った言葉
サティシュに
どうすればそう在れるのかと聞いたら
シューマッハカレッジの様々な
政治的、人間的困難を乗り越えられたのも
サティシュのこのような在り方だと
ジューンが言ってた
子供達には怒ったりしなかったのかと聞くと
と笑顔で普通に答える
ーーー
東京や都会にいる多くの人が病んだり
ときには自殺してしまうことの話をしていたら
「彼らは成功しようとしているからなのでは」と
サティシュが言った
因みに、「ガンジーの氷山」という本の中で
“Success” 「成功」の再定義が
社会の方向性を変えるための
とても重要な変革の一つだと書いてあった
ガンジーにとって「成功」は在り方
一般的な「結果」ではなく
自分がいかに非暴力(愛)を体現しているか
自分の価値観と在り方が統合しているか
success = being
ーーー
サティシュが仲間と共にはじめた
シューマッハカレッジにも
インスピレーションを受けて
ぼくはパーマカルチャーと平和道場を
仲間達とはじめた
ビジョンをもったリーダーとして、
そして運営の責任者として
さまざまな困難と向き合い続けてきた
(今は、ちょっとずつビジョンや運営を
協同組合的な集合体に委ねられて
だいぶ楽になったし
生態系として動くビジョンが実現してきた)
そんな話をしてたら
サティシュがアドバイスをくれた
僕がラダーシップについて話していたから
その言葉・コンセプトを使ったんだと思う
**サティシュは一種のグルなんだと思う
彼のグルの一人はビノーバ・バーベ
ーーー
ーーー
もう一つ、サティシュが言ってたことでシェアしたかったのは
サティシュとジューンは数十年間
毎朝、一緒にハフィズやルーミーの詩を読む時間をとっている
how lovely
ーーー
キッチンに飾られているお皿
毎食、サティシュとジューンが唱える言葉が書かれている
サティシュがガンジーのアシュラムで
毎日、唱えていたマントラ
主にジューンが担当しているガーデン
多様な野菜が植わっている
温室と雨水タンク
おしっこ用のトイレ (女性専用?)
素敵なお風呂場も勝手にシェア
日本のお風呂の方がすきだけど
この広々とした空間で
お風呂とかトイレがあるのもいいとおもった
自分がいずれつくるバスルームの
インスピレーションとして
AN ARTIST IS NOT A SPECIAL KIND OF PERSON
EVERYBODY IS A SPECIAL KIND OF ARTIST
いまは長旅からの養生中
サティシュおじさんからの深い学び
僕がサティシュクマールと出会ったのは
2005年、大学4年生(米国のUCSC)だった。
そこから数年間はつながりを失ったものの
日本で辻信一さんと活動するようになって
2014年あたりにサティシュと再会できた
いまは毎年、彼に学ぶシューマッハカレッジ体験の
企画をさせてもらっていて
彼と過ごすことを通して
自分の愛と奉仕者としてのこころを養っている
【昔話】
サティシュと僕だけで温泉にいたことがある
「問答個人セッション」@温泉
僕にはとてもきになる問いがあった
「2年間の巡礼をしていたときは
お金を持たなかったのに、
なぜ、今はお金をもつ生活に変わったのか?」
お金持ちがある日、深い気付きのもと
すべてを手放して仙人になる話はたびたび聞くけど
サティシュの場合はちょっと逆パターンな気がした。
なぜ、給料や所有の世界に戻ってきたんだろうと
不思議に思っていた。
サティシュが答える
when you end your pilgrimage
people stop supporting you
巡礼を終えたら、
みんなが支えてくれなくなったから
普通過ぎる答えに拍子抜けする僕
確かに。。。
深いことも言うし
普通なことも言うし
適当なことも言うし
でもいつもやさしく
愛に満ちている感じがする
そういうところがチャーミング
【サティシュの家を訪ねる】
今年は、はじめてサティシュとジューン(妻)の家に行った。
彼らは、シューマッハカレッジから
車で二時間くらいの町に住んでいる。
電車で向って彼らの町に一番近い駅に到着したら
サティシュおじさんが “Kai, Kai, welcome, over here”と
手を振りながら笑顔で僕らを迎えてくれた。
そして、すかさず僕が抱えていた
家族3人分の重い荷物に手を差し伸べて
“here let me help you with this”と言ってくれた
そしてみんなで彼の車に向った
至って普通な感じの流れだけど
82才にもなる
僕にとっては大先生が
僕たちを迎えるために
往復1時間も運転してくれて
さらに荷物も運んでくれていることに
感動した
家に到着すると
“welcome welcome”といいながら
また荷物運びを手伝ってくれた
家に入ったら
“please sit, would you like water? Tea? Fruit? Biscuits?”
のような調子で笑いながら
いろいろオファーしてくれた
これぞ art of hosting
そこからサティシュとジューンと家族で
ゆっくりと数日過ごした
ジューンはプラムビレッジとの縁が長く
同じマインドフルネス仲間
ガーデナーでもあり
彼女はあまり表にはでないけど
とても素敵な人
彼女からいろいろ二人の昔話を聞かせてもらった
例えば、サティシュの巡礼の旅の後
サティシュ一家はウェールズで
自給自足的なコミュニティーを
始めようとしたけど
それが崩れてしまい
子供と牛を連れて牛が飼える庭付きの家を探し
今の家に辿り着いたと
ビックリした話が
「サティシュはいつもポジティブで元気なの?」
ってジューンに聞いたら
「40年以上一緒にいるけど
彼は沈むことがないわ。
イライラすることはあるけど、
怒ることはない。
ずっとあんな感じなの。」
Wow thats amazing!
そんなことは可能なのか?
自分は人前で話した後は沈んだり、
活動が大変になって鬱になったり
妻にキレたりすることに
ちょっとがっかりしてしまう。
サティシュの在り方に僕は惹かれている
どんなことをやっていても
あたたかさとやさしさ
思いやりと愛を感じる
たとえば、
サティシュは朝ご飯を食べない
だけれど、僕たちが朝起きると
オフィスから出てきて
“can I help you with some breakfast”
“tea? coffee?”
朝はやくから仕事を始めていて
朝ご飯を食べないのに
わざわざ仕事を保留にして笑顔で丁寧に
ホストをしてくれる
「大丈夫」って答えると
ちょっと会話をしてから
またオフィスに戻る
(チャンスがあるとすぐにオフィスで仕事をする)
昼や晩ご飯は
僕のパートナーのリクエストで
サティシュのインドカレーとなった。
料理が終わると席に僕たちは誘導され
イギリス風にテーブルがセットされている
「サティシュはコース料理にハマっているのよ」
とジューンが言う
彼らが収穫して絞ったりんごジュースから始まる
めちゃめちゃ美味しい
次は近所のサワードウ(天然酵母)パンとガーデンサラダ
ファーストコースが終わると
サティシュが立ち上がり
みんなにカレーとご飯を装ってくれる
お皿が空になる前にサッティシュが
すかさず立ち上がり
“would you like more”とすすめて
また装ってくれる
笑顔ですすめられると「ノー」といえず
毎食たべすぎてしまう
なんとなく食事が終わった感じがすると
サティシュが”shall we have pudding?”と言う
プディング(プリン)は英国ではデザートと言う意味
“and some tea?”
毎食、プディングは欠かせないみたい
庭から摘んだいちごに
クリームとメープルシロップをかけるのが
サティシュのお気に入り
そんな感じでひたすらもてなされる
素敵な時間を過ごした
そんな中で多くの素敵な会話もあった
【サティシュの言葉】
サティシュの言葉を幾つかシェアしたい
ーーー
サティシュが好きなインドの詩
"Don't forget about love for even two seconds"
「愛について二秒も忘れないように」
これを実践するば
憎しみやジャッジをする時間がなくなると
言っていた気がする
ーーー
ジューンが言った言葉
サティシュが落ち込むことはない
たまにイライラすることはあるけど
落ち込んでいる姿は見たことないわ
サティシュに
どうすればそう在れるのかと聞いたら
ポジティブなことに意識を向けるようにする
I try to see what is good
「良い」ことを見るようにする
シューマッハカレッジの様々な
政治的、人間的困難を乗り越えられたのも
サティシュのこのような在り方だと
ジューンが言ってた
子供達には怒ったりしなかったのかと聞くと
yes, sometimes I get mad at them, I am human
「もちろん、ときには彼らに怒った
わたしも人間だから」
と笑顔で普通に答える
ーーー
東京や都会にいる多くの人が病んだり
ときには自殺してしまうことの話をしていたら
「彼らは成功しようとしているからなのでは」と
サティシュが言った
I don't need to succeed
no such thing as success
we need to live
私は成功する必要がない
成功というものは存在しない
必要なのは生きること
In England, the highest suicide rates are in Cambridge and Oxford
All the students are competing to succeed
They don’t know how to live
no such thing as success
イギリスで自殺率が一番高いのは
(一流大学)ケインブリッジやオックスフォード大学
学生達は成功するために必死に競争している
彼らは生きることがなにかを知らない
成功というものは存在しないだ
因みに、「ガンジーの氷山」という本の中で
“Success” 「成功」の再定義が
社会の方向性を変えるための
とても重要な変革の一つだと書いてあった
ガンジーにとって「成功」は在り方
一般的な「結果」ではなく
自分がいかに非暴力(愛)を体現しているか
自分の価値観と在り方が統合しているか
success = being
ーーー
サティシュが仲間と共にはじめた
シューマッハカレッジにも
インスピレーションを受けて
ぼくはパーマカルチャーと平和道場を
仲間達とはじめた
ビジョンをもったリーダーとして、
そして運営の責任者として
さまざまな困難と向き合い続けてきた
(今は、ちょっとずつビジョンや運営を
協同組合的な集合体に委ねられて
だいぶ楽になったし
生態系として動くビジョンが実現してきた)
そんな話をしてたら
サティシュがアドバイスをくれた
never say no to someone who wants to talk to you
always make time
be a ladder, in service for community
guru is not a dictator
you are a presence
話したい人には「ノー」とは言わない*ラダーとはハシゴという意味で
時間を必ずつくりなさい
ラダー*となって、コミュニティーに奉仕をする
グル**とは独裁者ではないのだ
「存在」そのものなのだ
僕がラダーシップについて話していたから
その言葉・コンセプトを使ったんだと思う
**サティシュは一種のグルなんだと思う
彼のグルの一人はビノーバ・バーベ
ーーー
what we need to make positive change in the world is
the power of love and the power of reason
社会にポジティブな変化をもたらすには
愛のパワーと理性のパワーが必要なんだ
ーーー
もう一つ、サティシュが言ってたことでシェアしたかったのは
サティシュとジューンは数十年間
毎朝、一緒にハフィズやルーミーの詩を読む時間をとっている
how lovely
ーーー
キッチンに飾られているお皿
毎食、サティシュとジューンが唱える言葉が書かれている
サティシュがガンジーのアシュラムで
毎日、唱えていたマントラ
LEAD ME FROM DEATH TO LIFE
FROM FALSEHOOD TO TRUTH
LEAD ME FROM DESPAIR TO HOPE
FROM FEAR TO TRUST
LEAD ME FROM HATE TO LOVE
FROM WAR TO PEACE
LET PEACE FILL OUR HEART
OUR WORLD, OUR UNIVERSE
PEACE PEACE PEACE
多様な野菜が植わっている
鳥からラズベリーを守る建物
温室と雨水タンク
コンポストステーション
おしっこ用のトイレ (女性専用?)
最後にエレガントなバスルーム
日本のお風呂の方がすきだけど
この広々とした空間で
お風呂とかトイレがあるのもいいとおもった
自分がいずれつくるバスルームの
インスピレーションとして
AN ARTIST IS NOT A SPECIAL KIND OF PERSON
EVERYBODY IS A SPECIAL KIND OF ARTIST