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Thursday, May 9, 2019

【マインドフルネス】愛をこめて話し、深く聴く(5つのマインドフルネストレーニング)



プラムビレッジ(ティクナットハンが始めた禅のコミュニティー)の重要な軸となっているプラクティス(実践)が5つのマインドフルネストレーニング。元々は「五戒」と言われるものを、ティクナットハンがトレーニングとして表現したもの。

自分の中の苦しみを変容させるための実践。自分の中に平和が育まれると、自分の周りにその素敵な波紋が広がっていく。平和は僕たちの心からはじまる。



今回の富士山リトリートでとくに強調されていたのは4つ目の、「愛をこめて話し、深く聴く」。法話の時に大好きな尼さん Sister Harmonyが非暴力コミュニケーション(NVC)の話もしていた。

愛をこめて話したり、深く聴くことを日々心がけられたら、かなり思いやりとやさしさが育まれていくよね。そういう世界で生きたい!まずは自分へ愛のある言葉をそそいて、素直な自分の声を深く聴くことからこの実践は始まるんじゃないかな。

ぼくは、英語版の方が響くけど、日本語もエッセンスは同じ。
日本語だとちょっと「ねばならぬ」っぽく聞こえてしまうけど、誰もチェック(評価)しないから、これは自分への誓いだったり、望み

IF IT MAKES SENSE TO YOU, THEN TRY IT OUT

4. Loving Speech and Deep Listening 
Aware of the suffering caused by unmindful speech and the inability to listen to others, I am committed to cultivating loving speech and compassionate listening in order to relieve suffering and to promote reconciliation and peace in myself and among other people, ethnic and religious groups, and nations. 

Knowing that words can create happiness or suffering, I am committed to speaking truthfully using words that inspire confidence joy, and hope. 

When anger is manifesting in me, I am determined not to speak. I will practice mindful breathing and walking in order to recognize and to look deeply into my anger. 
I know that the roots of anger can be found in my wrong perceptions and lack of understanding of the suffering in myself and in the other person. 

I will speak and listen in a way that can help myself and the other person to transform suffering and see the way out of difficult situations.

I am determined not to spread news that I do not know to be certain and not to utter words that can cause division or discord. 

I will practice Right Diligence to nourish my capacity for understanding, love, joy and inclusiveness and gradually transform anger, violence, and fear that lie deep in my consciousness.​


04愛をこめて話し、深く聴く


気づきのない話し方と、人の話を聴けないことが生む苦しみに気づき、愛をこめて話し、慈悲をもって聴く力を育てます。

自分をはじめとして、人びとや民族や宗教集団や国家間に存在する苦しみを見抜き、和解と平和をうながすことを誓います。

言葉が幸せも苦しみもつくりだすことを自覚し、信頼、喜び、希望を与える言葉を使って、誠実に話すことを誓います。

心に怒りが生じているときはけっして話しません。マインドフルな呼吸と歩く瞑想によって、その怒りを認めて深く見つめる実践をします。

怒りは、私自身の間違った認識と、自分と相手の苦しみへの理解不足から生まれる可能性を認めます。

自分と相手が苦しみを乗り越え、困難な状況から出口を見いだせるような話し方、聴き方をします。

確信のないことを言いふらさず、分裂や不和を引き起こすような言葉を発しません。

誠実な勤勉さ(正精進)で私の理解、慈しみ、喜びと受容(平等心)を養い、意識の奥深くにひそむ怒り、暴力、怖れを少しずつ変えていきます。



5つのマインドフルネストレーニング