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Monday, March 18, 2019

2019年ヴィパッサナ瞑想体験談 & TUPの誕生前の話

ただいま〜

10日間のヴィパッサナ瞑想コースから戻ってきた

あまりにも深い意識の世界を旅していたから
生活復帰にcrash landingしている感じ


全てはアニッチャー(無常)
変わり続けている


伝えたいことがいっぱいあるけど
文字や言葉では伝えられない
とくに一番ふかくて重要なポイントとかは

死ぬ前はかならず一度は10日間コースを
体験して欲しい
生きることと死ぬことの受けとめ方が
大きく変わると思う

僕は、さまざまなエッジの世界を体験してきたけど
一番ディープなオススメの世界は
10日間のヴィパッサナ瞑想コース

コスタリカのジャングル生活とか
きのこの世界とか
非暴力コミュニケーションの一年コースとか
禅の僧院で二ヶ月生活とか
戦争するアメリカ政府に立ち向かったりとか
かなり特殊な意識の冒険をしてきた
全部オススメ

でも、一番オススメしたいのがこのコース
(他の体験は簡単に誰でもできないのもあるけど)

100%みんなが良い体験をするわけではないけど
僕が数多くの人にすすめてきて
ほとんどの人がいいフィードバックをくれた


ヴィパッサナを初めて耳にしたのは
プラムビレッジという禅の僧院
そこに来ていたワカモノがヴィパッサナ瞑想を
すごくオススメしてくれた
その時は瞑想と出会ったばかりだったし
プラムビレッジのマインドフルネスに
はまりはじめていたので
こころの奥にその情報をしまった

そうすると、パーマカルチャーや
有機農業関係のワカモノから
ヴィパッサナ瞑想を絶賛する人と
出会うようになって好奇心が増した

僕がブロックス・パーマカルチャー農園
2年間研修生をしたいたときに
ものすごくカリスマ性のある
変わり者のジェームズ写真はここ)というやつがいて
彼が毎日2時間めいそうしていて
毎年10日間コースに参加していた
彼の影響で、翌年には
4〜5人の研修生が10日間コースに参加していた
因に、ヴィパッサナとはまったく関係ないけど
(むしろ禁止?)
ジェームズはなぜか下半身裸で
共有のスペースで瞑想をしてたりした
なぜ?!!!
究極に不真面目だけどとても真面目でもあった
*農園では真っ裸で農業する人もいたので
一般社会にいるほど「変態」な感じがしなかった
 なんのはなしだっけ?

そうだ、ヴィパッサナ瞑想
ブロックス・パーマカルチャー農園から
福島原発事故後の東京に突入するときに
 (TUP:東京アーバンパーマカルチャーが誕生する前)
なにかパワフルな意識のトレーニングが
必要だと感じていて
京都のヴィパッサナ瞑想センターで
2011年に初めて10日間を座った

それがものすごくパワフルな体験で
それがなかったら今のTUPは存在しないかも

ヴィパッサナはかなり具体的な瞑想法で
10日間それを純粋なかたちで実践して
(他の瞑想、ヨガ、歌、踊りなどは一切してはだめ)
それがいいと感じたら
続けてくださいという感じの招待
いろいろまぜてしまうと因果関係が分からなくなるから
自分にとっていいのかが判断できなくなる

この瞑想法は心の手術とよばれている
深い意識の世界での変容
日々やることはもの凄く単純なんだけど
(退屈になるくらい)
心への影響は次元が違う

そして10日間座りきることが重要
3日間は意識という道具の準備期間
6日間ヴィパッサナ
最終日はメッタ(愛)の瞑想で心を癒して
世間に戻る準備をする


今回は僕の二回目の10日間コース
数年前に千葉のセンターで奉仕者として
サーブ(奉仕)をしていらいのヴィパッサナ
(全部あわせて30日間)


【SERVICE 奉仕と GIFT 恩送り】

この「奉仕」っていうのがとにかくすごい!
まず、10日間コースに参加する費用は0円
宿泊費、食費、指導などなど全部ギフト!!!
関わる全ての人が完全ボランティアらしく
指導する先生も他の仕事で生計を立てながら
年になんども10日間コースで奉仕をしている

考えてみて欲しい
資本主義教の世界で10日間
宿泊費、食費、指導などなど全部ギフトである場所は
僕は他に知らない
むしろ、そんなことは「回らない」というのが一般常識

さらに!10日間座って
「ためになった、次の人たちに恩送りしたい」と
感じた人からしかダーナ(ドネーション)を頂かない
つまり、途中でやめてしまった人
10日間座ったけど「べつに」って感じた人からは
ダーナを頂かない
経済的に貢献し難いシステム(普通は逆だよね)で
世界中にセンターが広がっているのは
とても興味深い現象

僕は、【誠実さ】や【本物さ】を感じた
本当にいいと感じるから、それを持続させたい
本当にいいと感じるから、口コミで広がってきた
(大々的な宣伝は方針としてしない)
本当にいいと感じるから、10日間奉仕(ボランティア)をする

そんな体験をアメリカから帰国して
東京に出る前にできたから
「ドネーション制」でワークショップをはじめられた
本当に人のためになることをすれば
きっと必要な資源が集まってくると信じはじめた
一度に何十人も10日間コースが受けられるセンターが
ギフトで成り立つのであれば
僕もそれでいける!っていうノリで
東京アーバンパーマカルチャーを立ち上げた

実は、瞑想中の7日か8日くらいに
東京でどう生計をこれから立てるか考えてた
(瞑想中、僕はずっと思考が止まらない)
そこで、毎月何回ワークショップをして
何人募集して、参加費をいくらにして、
月どのくらい収入があって
出費がどのくらいになるのかを
頭のxcelフィアルで計算していた

それに気づいた瞬間に
「くだらね〜!!!」って思ったんだよね
「僕は、ビジネスをするために地球に
生まれたわけじゃないし
お金を作るために東京に行くんじゃない!
より平和で安心できる
みんながお互いを大事にし合う
共生革命に奉仕するためにきたんだ!」ってことを
思い出すことができた

 ヴィパッサナ瞑想の「瞑想」と
そのギフトエコノミーの「仕組み」に
大きく心が動かされた

ヴィパッサナ瞑想センターほどは
徹底的にできているわけではないし
ツアーのような経費の多いもとか
ほかの組織の企画とかのものは
ドネーションじゃない形でやっているけど
まわりが「できない」「回らない」というなか
ここまで続けられたことは大きなお祝いだし
2011年のヴィパッサナ瞑想体験のおかげだと思う

そして、「奉仕者」(日本語でいうと大げさだけど)という感覚で生きてこれたこと(常にではないけど)にたいして深い喜びを感じている。アメリカで出会ったギフトの活動家ツリーさんが、「ぼくはただの愛のチャンネルなんだ」と謙虚に話していたことを思い出す。実際、僕のインスピレーションになっている多くのギフトビスト(ギフトの活動をしている人たち。例えばニップンパンチョツーロン、他の記事は*)はみんなヴィパッサナ瞑想者。彼らが育てて来たネットワークはSERVICE SPACE(奉仕の場)



ギフトの世界とヴィパッサナ瞑想は深い縁があるみたい

僕たちがみんな愛や命の奉仕者として
毎日生活していたら
どれだけ素敵な世界になるか
そんなことを夢見ながらTUPをやってきた

そして、奉仕したり、自分の身を世界に委ねることによって
多くの人や自然の恩に生かされていることが明確になった
あたりまえだよね、全てはつながっているから
みんながいなければ、僕は存在しない
そもそも「僕」もただの概念
(まだ、それを在り方レベルで受けとめられてないけど)

INTER-BEING (禅僧ティクナットハンの言葉)


 【今回の体験】

だいぶ長くなってしまったけど
今回の体験のハイライトをシェアすると

まず、自分の頭の世界がいかにカオスかが痛感できた
思考が1分も止まること無く
それを毎日10時間座る瞑想をしながら観察していた
テーマ性がある思考カオス

今回の10日間瞑想中に
メールを何通も頭の中で作成して
プロジェクトを5〜6こ企画して
家を二軒くらい設計して
なぞのシナリオの映画を妄想していた
トランプ大統領と演説もした
実に瞑想に集中し難い心の環境

他の人と10日間一切話さないし
読み書きも禁止されていて
外の世界とも関係を切るから
ものすごく自分の心の中が鮮明に観察できた
そして、いかに自分が苦しんでいるのかが見えた
自分でも気づかなかったほど、そうとう苦しんでいる
気づけたことはとてもよかった

そして、他の人の問題や世の中の問題を
まったく気にせず
ただただ自分の心と共にいれたのは
とっても贅沢な時間に感じられた
活動上、大勢の人と常に接しているし
色んな人の悩みや苦しみを聞く立場だから
それをしなくていい時間が
ほんとうにほんとうに良かった
じゆう

そして、思考が回りながらも
ヴィパッサナ瞑想も同時に実践していて
 言葉とか理屈とかではなく
ただただ物理的な感覚レベルで手放していく(癒していく)
プロセスが心地よかった
NVCとかだと言葉が間に入りがちだけど
ヴィパッサナはひたすら感覚だけを観察して
心地よい感覚に執着せず(craving)
心地悪い感覚に嫌悪をいだかず(aversion)
気づいて、手放す、気づいて、手放す
なにがあっても平静な心を保つ実践を
ひたすら毎日やる

毎日、どんどん心も体も軽くなっていって
気持も爽快感が日々増していった
小さな喜び(天気とか)で凄く感動できるようになったり
努力しなくても焦ったり急がなくなったり
欲が減っていったり
外から見るととても不自由な条件で生活しているけど
不思議にそのおかげでものすごく自由になれた

自分の試みとして
普段の生活では欠かせないミルクティーとパンを
ヴィパッサナ中はやめてみた
砂糖も穀物(パン、麺類、お米)もやめた
野菜と汁と味噌と胡麻たけを一日二食
そのおかげもあって頭が凄く鮮明になって
体もものすごくかるくて心地よかった

パソコンや携帯のアクセスがなかったのも
超さいこ〜〜〜〜!!!

終わった感想としては
一回目ほどの衝撃はなくて
ちょっと物足りない感じもする
あと10日間くらい座った方がよさそう
一年以内にはもう一度参加しようとおもっている
できれば年一回のリズムにしたいな
あとは、日々の実践(毎日2時間座る)
どのくらい続けられるかな〜
2011年は一ヶ月続いた

なんでもそうだけど
日々の実践がないと過去の記憶になってしまう
いましか存在しないから

もう一つ感じているのは深い困惑
幸せの経済ではグローバル経済システムが
人を不幸にしているという世界観があって
ヴィパッサナは100%苦しみは
自分の心の問題という世界観
両方とも納得いくし
どこか物足りない感じもする
まだ、両方ともしっかりと理解できている感じがしない
SYSTEM & CONCIOUSNESS

実践しつつ、探求しつつ、実験しつつ、
幸せと平和と愛の世界を冒険し続けようと思う


ここまで読んでくれてありがとう

そして、今回ヴィパッサナ瞑想に行くために
サポートしてくれた家族と仲間に大感謝
奉仕してくれた人
ともに静かに座り続けた人にも大感謝
ありがとう ありがとう ありがとう

みんなもぜひ、
一度は10日間のヴィパッサナ瞑想コースに参加してみて
もう君の分は誰かがギフトしているから
人生のたったの10日間
GO EXPERIENCE IT!

ただ、行く場合は10日間座りきることが重要

*ワンポイントアドバイス*
英語が得意な人は
英語の講話を聞くことを強くオススメする
日本語版はとても真面目で(日本人は基本的にこっち)
英語(ゴエンカの映像)はユーモアがたっぷりあって
とても楽しい気持に慣れる(貴重な息抜き!)
深い話を楽しく笑いたっぷりにできるのは大事だよね


MAY ALL BEINGS BE HAPPY

全ての生きとし生けるものが幸せでありますように