Pages

Sunday, December 24, 2017

【子育て】と言う名の平和活動 PART 3「ブチ切れる」

子育てシリーズパート3!!!

(他にもたまっている記事あるんだけどね)

【子育て】と言う名の平和活動 PART 1 「生まれる前」

【子育て】と言う名の平和活動 PART 2「出産前後」


今回は
今までのきれいごとではなく
ブチ切れ話 ← こういうの好きでしょ?

誰かの参考、癒し、
エンターテイメントになればと思って書いてみた
(日本語がんばってます)


6週間目
泣き止まないあかちゃんとの生活で
寝不足とストレスがたまってきた
だっだっだ〜ん

因に、平和の道を選んでいるからって
怒ったり、暴力的な言動をしないわけではない
人間だからね
昔は米軍に入隊したいって夢見てたし
(その話を読みたい人はESDの本で)
その頃からはだいぶ違う道を歩んで来たけど
暴力の種は根深い
子育てしながらすごくそれを見せつけられる
マインドフルネスや非暴力コミュニケーションの
修行をしてきたのもあって
いままで見えなかった部分まで見えてしまう
特に親子関係はパワーオーバーになりやすい
これは本当に難しい領域

話に戻ると
余裕のない生活が続き
遂にパートナーと心ないことを怒鳴りあってしまった
OH! なんて悲劇!

彼女が妊娠してから急激にケンカが減ったけど
(これもとても不思議な現象)
お互い余裕がないとき
大事なニーズが満たされていない時
片方が爆発して(いい加減にしろ〜!) ←の英語版
もう片方も爆発(なんだとこらぁ!)←の英語版
ま、結構な暴言もでる
ストレスがたまっていると
なぜか状況をエスカレートしたくなる
「言ってやる」的な
怒りってすごいパワーだよね
だいたい内側で消化できるんだけど
たまにフルで外向けに出したくなる
(つまりは消化しきれてないのかもね)

この前は、寝不足で泣き止まないあかちゃん相手に
かなりのストレスがたまっていたパートナーが
元気よく怒鳴ってきた
(名目は、僕がまた彼女にしらせずに約束に遅れたこと)
僕も余裕がなく
共感的でない反応で返したら
事態は急激にエスカレートして
かなり凄い言葉の手榴弾が飛んで来た
攻撃的にならないように
僕は緊急無反応状態に入った
(自分の怒りの対応には効果的なんだけど
返って女性を不安にする結果になる悲劇的パターン)
 そこで彼女も未解消な不満を
低反応モードの僕に訴え続けて

翌日、僕がついにブチ切れた
「俺がこれだけやってんのに。。。。。」
「なんで攻め続けるんだぁよ!」
「自分のことばっか考えてないで、他の人のことも。。。」
的なことをいき良いよく言ってしまった。
相手を潰す心理状態(勝ち負けの世界観)
愛している人を潰してどうすんだって話だけど
 もちろん、こういう事を言うと
自己評価も暴走しはじめる
「平和、平和、とか言って全然平和じゃないじゃん」
「なにしてんの?かわいそうじゃん」
「こんなことして、なにもいいことないって分かっているだろう」
「しょぼ」
NVC(非暴力コミュニケーション)では
これをジャッカルショーってよんだりする
批判・ジャッジのシアター

じゃ、まず感情につながってみよう
僕が感じていたのは
  • 怒り
  • ショック ← 前日の暴言にたいして
  • 罪悪感 ← 彼女にストレスを与えて
  • イライラ ← 寝不足と赤ちゃんの泣き声オンパレードに
  • 困惑 ← あかちゃんの苦しみにどう対応したらいいのか
  • ストレス ← 活動をしていないことや家にいつもいることに対してとか 
頭の中にはこんな声がある「俺は?!!!」

パートナーは赤ちゃんに集中していて
僕はパートナーと赤ちゃんをサポートすることに専念
じゃ、僕は?
子育ての男性の多くが体験することじゃないかな?
自分のケアをする人がいなくなり
一方的にサポートをする役だけに感じる新生活
フルタイムで働いてたらなおさら辛いだろう
金を稼ぐだけの人みたいな
家に帰ってくるとストレスのたまったママのサンドバッグ
家にいない分
子との繋がりも限られちゃうし
そりぁ〜辛い!!!
居場所がなくなっちゃうよね

子供と親を繋げて(仕事とかで引き離すんじゃなくって)
精神的にサポートする社会が必要!!!
こらは本当に平和な世界のために欠かせない !
ってなんの話だっけ?

そうだ、僕の「俺は?!!!」

次にニーズ*とつながってみよう
(*「ニーズ」はNVCの定義で使っている)

僕の心が求めていたのはたぶん
  • 愛・愛情 LOVE, AFFECTION
  • 余裕・スペース SPACE
  • 休息 REST← 現代社会の定番
  • 調和 HARMONY 
  • お互い様 MUTUALITY
  • 理解 UNDERSTANDING
  • 守ること TO PROTECT ← 自分のニーズ(自由とか)
  • 大事にされること TO MATTER ← 人間の定番
これが自己共感のプロセス(簡単にいうと)
僕の怒りや不満の奥には
このようなニーズを満たそうとしている心がある

彼女も同じような状況だったと思う
  • 休息・睡眠 REST
  • 明確さ CLARITY ← いつ僕がサポートに戻れるか
  • 余裕 SPACE
  • 気楽さ EASE ← 心配からの解放
  • 自分との繋がり SELF-CONNECTION ← 赤ちゃんが産まれてからは中々その時間がとれない
  • 自由 FREEDOM ← 赤ちゃんが産まれてからは一種の自由がなくなってしまう。そして、僕が赤ちゃん以外のことを(自由に)やっていると、それがさらに辛く感じる
  • 嘆き MOURNING ← 子供を産んで失ったものもある(自分の時間とか)
  • 大事にされること TO MATTER 
なんて美しい悲劇!

いつも通り仲直りはできた
二人とも同じ道を歩んでいる仲間だから
レジリアンスはあるし
こういうのも成長のプロセスになっている

二人で共感しあえる関係になるのはオススメ
恋愛という修行が楽しく豊かになる
関係性を救うパワーがあるし
命も救うことがある

共感と本音で話し合うこと
本音を抑えてもどこかで爆発するから
本音に基づいた信頼を育てることが大事
って言っても100%やるのは難しい
修行だね修行
本音50%からはじめた場合
とりあえず60%を目指せばいい
完璧は目指さない

マインドフルネスも超オススメ
これも二人で
毎日練習している

********

さて、だいぶ長くなったけど、
ベイビーの話

めちゃめちゃ可愛いんだけど
数時間悲鳴のような泣き声を
狭い家の中で数時間つづけて
抱っこしてありとあらゆる工夫をしても
耳元で叫び続けると
イライラが沸騰しはじめる
あぁぁぁぁぁぁ!!!!

あかちゃんの泣き声って
かなりの刺激なんだよね
その御陰で放っておけないんだろうけど

たまに余裕のタンクが空になると
「これだけ頑張っているのになんで泣き続けるねん!」って
頭の中で叫ぶことがある
「ちょっとは手伝ってくれよ!」
 「泣き過ぎやろ!うちらの何があかんねん!」
(なぜか大阪弁)

って思っても
赤ちゃんも自分が辛いことを必死に伝えているだけだし
苦しんでいる人に自分の苦しみ訴え返しても
あまり意味がないよね
大人も一緒だよね
「お腹が痛いんだ〜!!!!」
「うるせ〜!!!」
「痛いんだ〜!!!」
「うるせ〜!!!」
「痛いもんは痛いんだ〜!!!」
だよね

泣き止んで欲しいのは
思いやりと赤ちゃんの健康への心配もあるけど
自分の心の余裕、平穏さを求めているからでもある

そこを「泣き止ませないと」って
自分の思いを押し付けるのは
一種の暴力だとも感じる
僕が泣くのを聞きたくないから
なんとか止めさせる
この意識のニュアンスはとても大事だと思う
純粋に苦しんで欲しくないから行動をとるのと
自分がいやだから相手を変えようとする
大人どうしも一緒

それは、
あまり自分が理想としてる平和な在り方じゃない

IF YOU WANT TO CRY,
THEN CRY
I WILL BE HERE FOR YOU
I LOVE YOU HOW EVER YOU ARE

無条件の愛を一瞬一瞬体現したい
赤ちゃんにたいしても
パートナーにたいしても
自分にたいしても
世界の全ての人に対しても
全ての生命(蚊やウィルスも含め)にたいしても

小さな先生と日々修行中

ありがとう

MOVED BY LOVE