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Sunday, April 14, 2019

【ソーヤー海の経済学】ギフトエコノミーと資本主義の「まわる」

この間まで主催していた共生革命NVCリトリートで、
ギフトのエコノミーの話していたときに思いついたこと



【資本主義はまわす世界】

資本主義では、どう「まわす」かがボトムラインになっている

そして、社会活動やギフトエコノミーは「まわらない」のが問題点って言う人がいる

大きく「まわせる」人は偉いひと
ビルゲーツとか、ジョージソロスとか、
 孫正義とか捕まる前のゴーン会長(日産)とか
お金が集まっている人
「結果」を出している人
マスコミに出る人

資本主義はなんらかの力で「(一部の)人がまわす」世界

お金持ちは
そのゲームの遊び方が優れている人たち
そして多くの人が彼らのようになろうとして
がんばってまねしたり、彼らの本を読んだり、
知り合いになろうとしたり、競争したり

彼らにパワーが集中する
お金のパワーもあるけど
信じられているという社会資本が
パワーの源かもしれない
「あの人達は凄い」って
多くの人に思われるパワー

この資源を集めて所有するゲームが流行っている
みんなのものをいかに自分だけのものにするか
土地、森、水、タネ、 DNA、文化、行動パターン

都会はとくにそれがあたり前に感じてしまう
「今だけ、金だけ、自分だけ」
その環境に浸っていると
信じてなくても流されてしまう

「まわさないとまわらない」


ギフトエコノミーは資本主義と同じレイヤーに存在していない
資本主義はギフトエコノミーの土壌の上に存在する寄生虫のようなもの

仕組みはシンプル

ギフトを私有化してマーケットに商品やサービスという名で売買する
そこで発生する主に金融資本を抽出するゲーム
抽象化したシンボル(数字)を使うから
自分がゲームの中で加担している
環境破壊とか人権侵害とかとのつながりが感じられない
いのちの世界と切り離されたマーケットのゲーム

いのちの世界とグローバルマーケットに
引き裂かれる家族、農家、先生、介護をする人、
医療関に関わる人、行政の職員、政治家、
アクティビスト、コミュニティー 、地球市民たち

どうしたらいいのか?

その答えを生きるために
世界中のおおくの人が実験し続けている

僕はギフトの世界にその答えがあると感じている



【ギフトの世界はまわっている】

ギフトはプライスレスの世界

ギフトの世界ではすべて「まわっている」
すべては循環の中で存在していて
常にまわっている(無常ってやつ)

酸素も、水も、食糧も
命が存在するために絶対必要なものは
地球が巡らせている
ギフト

僕たちが買っている
または売っているすべてのものの
原材料は全部ギフト

お金のために切り売りしている
僕たちのいのちの時間も
ギフト

健康も、家族との時間も、子供達の未来も


【なんのために?】

なんのために売っているのだろうか?

資本主義という思想のために?

なんとなくそんな世界に生まれてきたから?

いつか死んですべてを手放さず終えない大金持ちのために?

怖れのために?

なんのために僕たちはすべてを売りものにしているのだろう?

なんでこんなに必死に働いて、生きる必要があるのか?

足りない
足りない
足りない

「それ売れるよ」
「マネタイズしないと」
「 稼がないと」

お金がない
時間がない
お金がないと食っていけない

「年収いくら?」
僕たちが所有している数字が
僕たちの価値

そんな恐ろしい妄想が
世界中の常識になってしまっている
キリスト教もイスラム教もヒンズー教も
ユダヤ教も仏教も神道も無神論者達も
資本主義教に改心している

「お金さえあれば。。。」



でも、ぼくは資本主義信者でありながらも
いのちの世界に動かされている

春の新芽、雨上がりの朝日、鳥のさえずり
母乳を子供に分かち合う母親
電車のなかの椅子の譲り合い
子供の無邪気な表現
なんて美しい世界なんだろう
どんな人であろうと
いのちの世界は無条件に
僕たちを活かしてくれている

毎日やさしく愛の世界へ招待してくれる
僕たちの存在はギフト
JUST BE ALIVE
EXPRESS THE LIFE IN YOU
僕たちはみんなつながっている
生まれることもなく
死ぬこともない
巡っているだけ

こんな素敵なチャンスを
いただけて僕は光栄に思う
その喜びから愛のタネを蒔き続けたい


戸惑いながら
葛藤もありながら
矛盾をかかえながらも
生態系の中の自分の役割を
探求して、実践して、振り返って、くり返す

思考はまだ追いついていないけど
愛に動かされながら
JRに1700円払って
東京に向ういま
これから幸せの経済のコアミーティング

ギフトに活かされて
今日も生きている

愛の冒険はつづく
moved by love
Kai


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