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Saturday, December 8, 2018

パーマカルチャーと共感コミュニケーションWS資料(2018年12月版)

パーマカルチャーと共感コミュニケーションのWS資料をみんなとシェアしたい

12月5〜6日に高尾で行ったWS用に作ったもの

よかったら使ってね!

*北海道でおこなったガンジーの氷山WSの資料もアップしているから、それもよかったらcheck it out!

【パーマカルチャー倫理:SHARE THE ABUNDANCE 豊かさを分かち合おう!】


1。パーマカルチャーのNEXT STEP資料

パーマカルチャーの資料は、ワークショップを受けた人が簡単にできる幾つかの具体的なアクションを考えてみた。個人でできること、他の人を巻き込んでできること、最初の一歩の人、もうすでに動いている人など、いろいろ考えてまとめてみた。みんなもよかったら、実践の領域を拡げて深めてね。


パーマカルチャーの実践 by Kai Sawyer (2018.12.5)

学ぶ
·   Urban Permaculture Guideやみんなのちきゅうカタログを読む

·   四井真治さんの「地球のくらしの絵本」シリーズを読む

·   勉強会、お話会、ワークショップに参加する

·   パーマカルチャーデザインコース(PDC)を受ける(日本では【パーマカルチャーセンタージャパン】と【フィルxカイルx僕】の二つが行われている)

·   9月の「人生が変わるパーマカルチャーツアー」に参加する

·   自然の中に身を置いて、感じる、観察する


アクション
·   Urban Permaculture Guideやみんなのちきゅうカタログで提案されていることをやりはじめる

·   コンポスト(堆肥)を始める

·   食糧を育てる(種から、苗から、動物も)

·   勉強会、お話会、ワークショップを開く

·   「アセットマッピング」自分の身の回りにある資源を書いてみる(自分ができることや持ち物、近所の人ができることや持ち物、自然資源、地域資源、「ゴミ」)あるもの全て!

·   「アセットマッピング」や「でしリスト」を数人でやってみる

·   仲間を増やす(自分から相手に寄り添ったり、ギフトしたりするとつながりやすいよ)

·   感謝を毎日言う(家族に、周りの人に、他人に、地球に、苦手な人に、自分に)

·   自分のギフト(やさしさ、パッション、天職など)を地球に巡らせる


僕やTUPと関わる
·   メーリングリスト(メルマガ)に登録する(www.tokyourbanpermaculture.comから)

·   ツアーに参加する(僕や僕の先生としっかり学んだり、つながる機会)

·   なにか手伝えそうなことがあれば手をあげる(たまに、お誘いや「助けて」メッセージを送っている。情報発信と実践が一番簡単なサポートの手段。

·   具体的に提供したいリソース(スキル・技術、場所、お金、やさしい言葉などなど)があればtup.pollinator@gmail.comに連絡を。




2。共感コミュニケーションのNEXT STEP資料

以下は、昨日の夜中前まで書いてたWS参加者へのメッセージ

ーーーーー

みんな無事に日常生活に戻れたかな?

共感コミュニケーションのWSを受けた後に、違和感を感じることが増えたり、リズムが崩れたり、いままで流せたことが流せなくなることがある。自分の感情や求めているもの(ニーズ)をより感じるようになることもある。僕は、これらを共感コミュニケーションの道だと考えている。なので、できるだけみんなにその冒険を楽しんで欲しい。

この間のWSでは、午後の後半から体力の限界が来て、途中からちょっと意識が鮮明じゃない状態でWSをすすめたから、その時の自分の在り方や話したことに自信がない。本当は、今後どうすれば理解や実践を深められるかも話したかったんだけど、余裕がまったくなくって忘れてしまった。

なので、ここでみんなに簡単なシェアをしたい

1。感情やニーズと知り合う:言葉(単語)を覚えたり、自分の内側の動きを観察したりより敏感になったりすると、より美しい世界が現れるよ


2。迷ったら自己共感:どうしたらいいのか分からなくなったら、とりあえず自分とつながる。自分はなにを感じていて(考えではなく、感情の話)、どんなニーズを大事にしているのか?求めているのか?

*他の人を「助ける」「世話する」前に、まず自分の世話をすると、より貢献するキャパが大きくなるよ


3。痛みに寄り添う(嘆く):ワークショップ中にもでてきたと思うけど、僕たちはいろんな痛みを抱えている。昔からのトラウマから、今現在向き合っている(または向き合わないようにしている)痛み。それが、怒りや悲しみ、虚無感や怖れという形で現れてきたりする。その痛みに気づいて、やさしく抱きしめてあげよう。避けようとせず、変えようとせず、ただありのままを受け入れると、変容が自然に起こるはず

自分にやさしく、思いやりをそそぎ続けよう ← 平和活動の基本だと思っている


4。NVCの本を読む:より全体像が分かると思う。本を通して頭で理解して、ワークショップを通して体感していくと、より深く身についていくんじゃないかな。


5。ワークショップに参加する:色んな人のワークショップを受けるとさらに視野が広がっていくよ。特にオススメなのは海外の認定トレーナーが開催するワークショップ。

できるだけ長い合宿・リトリートに参加できると、より深い世界にいけて面白い(大変だったりもするけど)。共感の海の中で泳ぐような体験とか。尊敬している仲間と、ディープなNVCリトリートを7月10〜17日開催で企画している。TUPのメーリングリストとブログとかで告知をするよ。


6。ワークショップでやったワークを続ける僕はみんなに実践者になってほしいから、ワークショップを開いている。今回みんなでやったワークは、みんなが持ち帰りやすく効果的なものを選ぶようにした。だから、できるだけ続けて、仲間と分かち合って、深めていって欲しい。回の参加者で振り返り会とかしたら最高だと思う!

振り返ると
  • 共感サークル(午前にやったグループワーク):ニーズを推測して、相手や自分の心に寄り添うワーク。今回のWSの参加者やNVCを実践している人と定期的にやると、共感力が上がるし癒される拠り所もできる。
  • 感謝の実践:具体的な言動への感謝をいっぱい言おう!お花に水やり(プラムビレッジの表現)。自分の満たされたニーズをさりげなく言えたらなおいいかも(でもNVCアレルギーに要注意!)自分への感謝、大事な人への感謝、苦手な人への感謝、地球への感謝。
  • Scary(怖い)Honesty(本音)思いきった本音:相手に言わなくても、自分の中に言えてない本音があることに気づこう。そして、それを書いたり、安全な場で表現したりしてみるといいかも。
  • 持ち寄りご飯:これもいろんなニーズを満たす大事な実践!
意識が朦朧としていて、みんなから集めたといに答えられなかった気がするけど、ちょっと思い出して答えてみると
  • 大きな怒りが他人から出たとき:状況にもよるけど、まずは自己共感がオススメ。自分がどういう気持で何を必要としているのかとつながる?身の安全が大丈夫そうで、余裕があれば相手に共感してみる(心のなかで、または言葉にだして)
  • 余裕がない時に険悪なムードになったとき:まずは、自己共感。余裕がない自分に思いやりをそそぐ。それと、ゆっくり呼吸することをオススメ。僕は、相手を大事にしたいという気持を伝えながら、今は自分の状態でいっぱいいっぱいであることを認めたりする。それと、険悪なムードじゃない時に、「二人が険悪なムードになってしまった時」にできる、素敵かつ現実的な言動を考えてみたりもいいかも。悲劇からちょっと時間がたって、余裕があるときに共感することもオススメ「あの時は言えなかったけど、もしかして昨日怒っていたのはもっと大事にされたかったからなのかな?」
  • 余裕がなく子供に怒ってしまっている場合:上と同じ。あとで、子供と対等な立場で各々感じていたこと、必要としていたニーズと一緒につながってみる。
  • 在り方とは?(やり方と在り方の違い):言葉にし難いけど、ワークショップで僕が体現しようとしていたのは在り方(完璧ではないけど)。心に寄り添おうとする姿勢とか。自分の無防備さをオープンにしようとしたり。自分が何に動かされているかを見つめるといいかも。怖れや憎しみなのか、思いやりや愛なのか。思いやりや愛を感じていたら、きっと相手へより思いやりや愛のある行為が自然と出て来るはず。
僕にとってNVCは在り方があってのやり方(手法)。それとともに、非暴力の在り方を育む手法の一つだと思っている。

ワークショップで感じたことを思い出しながら、ぜひまた一緒に本音と共感の旅をしよう!

愛に動かされて
共生革命家


ニーズカードのダウンロード先(NVC JapanのHPより)