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Thursday, October 12, 2017

【BOOK】持続可能な生き方をデザインしよう(僕のはじめての原稿)

ついに出た!


僕が初めて書いた原稿。
最初で最後(かも)



【ザ・メイキング・オブこの本:産みの苦しみと辛抱】

2012年から一緒に脱原発の活動していた二十歳くらいの子の母が、大学生向けのESD(Education for Sustainable Development)の本を一緒に作らないかって誘われたところからこの企画が始まった。

僕も、日本での活動を始めたばかりで、本に記事を投稿することはとても新鮮な機会だった(Urban Permaculture Guideが出る前)。出版の世界のこともあまり知らず、とりあえずパッションの勢いで何十時間もかけて、自分の思いと広めたいことを書き上げてみた。

いや〜苦痛だった。自分の日本語の不自由さ(それからだいぶ上達したと思う)、こみ上げる日本社会(日本だけじゃないけど)への不満と嘆き、そして、子供の時から読むのも書くのも得意じゃない中で、書いたり読み返す辛さ。しかも、その時はスーパー鬱。全然楽しくなかった。音痴でそれを気にしているのに、人前で歌う練習をする感じ x 鬱。「でも、俺は歌って伝えたいことがあるんだ〜!!!」という勢いで書き上げた。ミッションに突き動かされていた。

初稿を書いてから、二度と読みたくないと思いながらその原稿を関口さん(企画に誘ってくれた人)投げ出した。が、もちろん、そこから編集のプロセスが始まり、なんども指摘が入り戻される。ガーン。ここまでやって放棄はできないけど、モチベーションと実力が足りない。

そんな感じでやりながら、関口さんをはじめ、ライターのまみちゃん、チェンドリのファシリテーターの若い仲間達、齊藤由香ちゃん、そしてマーマーマガジンの服部みれいさんなどにフィードバックや編集を手伝ってもらった(誰かこぼれていたら教えて〜)。

みんな、本当にありがとう!!!僕一人で書いた記事じゃないことをみんなに知って欲しい。

とにかく精神的にめっちゃ大変だった。
よく、ブログを書けているもんだ。

なんとか、ちゃんとした記事っぽいものを完成させて関口さんに送ったら、今度は何ヶ月も本の進捗情報がなく、企画がずっと行き詰まっている状況になっていたらしい。あれだけ頑張ったのに2年も出版されないまま、残念さを感じながら出版の世界はそういうものだと信じはじめた。2年も立てば、自分が書いた内容も変わるし、企画に関わっている人の人生も変わってしまう。諦めるしかない。せいぜいブログにアップしようって思ってた。

この体験以降、二度と出版物を自分で書かないと決めた(全ては無常だからまたいつか書くかもしれないけど)。だからUrban Permaculture Guideは「僕は書きたくないけど、本を作りたい!」って感じで始まった。

ほぼ諦め切った頃に、家に一冊の本が届いていた。

Oh My God!!!!

遂に出版された〜!!!!!

いや〜嬉しいもんだね。



【オススメ!】

まだ、自分の記事以外は読んでないけど(読むのが苦手なんだよ〜)、ぜひぜひ僕の記事を読んで欲しい!頑張ったから!というのもあるし、大学時代、僕の人生を大きく変えた革命的な教育プログラムThe Education For Sustainable Living Programをみんなに紹介したい。

こういう教育をやれば、絶対時代は変わる。日本の教育を根本的に変えない限りは、僕たちが抱えている致命的な課題を解決することはできない。勇気とビジョンがある、創造的で行動力のある若者をみんなで育てていきたい。This is really important!

僕を育ててくれたのはこのEducation for Sustainable Living Program. ファシリテーション、非暴力コミュニケーション、オーガナイジング、サティシュ・クマール、ヴァンダナ・シヴァ、共生、サステナビリティーなどなど、全部このプログラムで出会ったもの。







9.11とイラクの戦争から始まった、僕の革命家としてのコンパクトなライフストーリも書き上げたよ。check it out!

 


とくに、教育者や学生に読んで欲しい!

みんな学生だから、みんなに読んで欲しい!

他にも、パワフルなアクティビスト達の
素敵な記事があるよ(読んでないけど)。

次はもっと女性をフィーチャーして欲しいな〜


【目次】

序章 いまを生きる意味─自分・世界・宇宙・未来─[古沢広祐]

 コラム 宇宙史・地球史の中に私たちの時代を位置づけて考える[川上紳一・古沢広祐]


第1部 文明の転換期に地球と社会を捉える大きな目を養う

第1章 千年持続可能な社会へ─パラダイムシフトの時代を生きる─[高野雅夫・川上紳一]

 コラム 自然公共の大益──田中正造の遺志[三本木國喜]

 コラム 学生環境サークル「ESDクオリア」[川上紳一・勝田長貴・塚本明日香]

第2章 豊かさを変える─カタツムリの知恵と脱成長─[中野佳裕]

 コラム「連帯経済」とは?[田中滋]

第3章 人間の身の丈テクノロジーでシェアするマイクロビジネスづくり─いいことで、みんなで、愉しく稼ぐ[藤村靖之]

コラム 韓国で月3万円ビジネス[藤村靖之]


第2部 幸せな未来をつくることが持続可能な働き方・暮らし方になる

第4章 Be The Change! みんなが大切にされる社会づくり[ソーヤ海]

 コラム 都市近郊型体験農園で地域の食卓をつなぐ取り組み──GFI(Good Foods Information)Project[飯尾裕光]

 コラム フランスのレンヌ市で立ち上げた、産消提携グループ「ひろこのパニエ」[アンベール‐雨宮裕子]

第5章 サステナブルビジネスでイノチの全体性を取り戻す[村田元夫]

 コラム ジュエリーブランドを通じた社会貢献──HASUNAの挑戦[白木夏子]

第6章 信用金庫としての挑戦─脱原発への活動を通じて「お金の弊害」と戦う─[吉原毅]

 コラムビットコインから見るお金の本質──貨幣とは、もともと仮想のもの[吉原毅]

第7章 フェアトレードで持続可能な共生社会づくり─人と地球、人と人をつなぐ風の交差点になる─[土井ゆきこ]

 コラム エシカルファッション──9つのやりかた[竹村伊央]

 コラム 公教育が教えない知恵や生き方を学ぶ場──PARC自由学校[大江正章]

第8章 誰も排除されない社会をつくる[田村太郎]

 コラム 東北の復興から考える「これからの社会」[田村太郎]

第9章 小さな声を伝える場をつくる─一人ひとりがメディアをつくる参加型市民社会へ─[白石草]

 コラム “減思力”を防ぎ、判断力・批判力を育むために──放射線副読本とメディア・リテラシー[後藤忍]

第10章 終わりなき今を生きよう─暮らしと仕事に境界を設けない生き方─[井筒耕平]

 コラム 椛島農園の挑戦──南の大地・阿蘇より[椛島剛士]

 コラム 「地球のしごと大學」──持続可能なしごとを創り出す実践的な学びの場[高浜大介]

第11章 心豊かに暮らせるコミュニティ「石徹白」が続いていくために[平野彰秀・平野馨生里]

 コラム 石徹白洋品店[平野馨生里]

明石出版より


関口さんにはとくに感謝を伝えたい
成長するチャンスに誘ってくれて
ありがとう

みんなおつかれさまでした