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Wednesday, March 15, 2017

【オススメ】生命平和 by 正木高志




イギリスのシューマッハ・カレッジで
出会った日本人から素敵なギフトを頂いた。

「生命平和」と書かれた小冊子

著者は正木高志という方
平和アクティビズムの先輩
農業や植林活動、
憲法9条をまもる活動などなど
様々な活動に取組んでいるそうだ
何度も名前を聞いているものの
不思議なことにまだ会ったことはなさそう

面白い平和活動家が多過ぎて
みんなと会うのに時間がかかっている
なんて贅沢な悩み!

目次がすでに興味を引くキーワード集
多数になるために
第一章 311と911
第二章 死と再生
第三章 非二元論
第四章 OMとaloha
第五章 非暴力
第六章 生命平和
第七章 地球市民

ナイス!
これだけでも満足した感じ

イントロこんな感じで始まる

多数になるために(の一部分)
「改憲派が国会の3分の2を占め、
国民投票がおこなわれる見通しになりました。
憲法改正は日本の「ビジョン・クエスト」です。
けれど改憲案は、おおむね戦前回帰の富国強兵であり、
いき暮れた社会の、幼児返りのようなものでしかありません。
一方の護憲派は、独自のヴィジョンを掲げることもなく、護る一方。

機能不全に陥った終末資本主義社会の、
新ホシュと旧カクシンが、右か左か争っている政治には、
若者たちの参加する余地はなく、投票率は上がりません。
この構図で戦っている限り、メディアをコントロールし、
国民の不安を煽り、不正選挙も辞さない改憲勢力に対し、
護憲派の歩が悪すぎて、とても勝ち目はなさそうです。

だけど選択肢があとひとつある。
芋虫が、右へ進むか、左へ行くかではなく、
地を這う虫が「蝶になって空を飛ぶ」道だ。
私たちがいま目の当たりにしているのは、現代文明の終X。
憲法論議を、「文明の死と再生」という文脈でとらえるとき、
問われるのは、よみがえる文明のヴィジョンです。

70年前に原発はなかった。
地球温暖化もなかった。
ところが文明は今、
環境問題のために行き詰まってしまった。
平和憲法があり、戦争はしなかったけれど、
原発事故で、平和が奪われてしまいました。
ヒロシマをくり返さないため平和憲法が生まれたように、
二度とフクシマをくり返さないための憲法が必要です。
原発をゆるさない憲法。いのちの憲法。

(一部省略)

ひどい事故だったけれど、あれから
原発のない世界がはじまった。。。。と、
7世代先の子供たちが語るように。」

いい感じに現状をまとめながら
あまり魅力のない二択(改憲・護憲)を
超越した方向性を示してくれている。

現実の捉え方といま感じていることは
僕も彼と一緒。

一つ付足すと、僕は選挙には希望を感じない。
まず、選挙=民主主義ではないから
選挙は多かれ少なかれ不正がつきもの
政治的権力、お金、メディア力などで
当選する確率が大きく変わる。
日本は、自民が勝つ構図になっている。
アメリカは、大企業に指揮さられた党の二択。
これらが本質的な民主主義じゃないことを
多くの人は気づかない。

勝ち負けの二元論的な
パラダイムにも関わりたくない。
負けた人の民主主義ってなに?

選挙はイベントであって
民主主義は日々の政治や国民の在り方
民主主義は僕たちが毎日実践するもの
選挙一発に託すのはやめよう
選挙は一日、政治は毎日
平和活動も日々の実践

オッケー、また脱線してしまった〜
さて、正木さんの本に戻ると

この本は、なんだか僕が伝えたいけど
なかなか頭を整理して
日本語で伝えられないことを
シンプルにまとめてくれているもの

アメリカと日本の政治の現状から
インド哲学の非二元論まで
広くて深い世界観で
現実の捉え方を導きながら
方向性を示してくれている

僕が、パーマカルチャー、
ギフトエコノミー、
マインドフルネス、
共感コミュニケーションなどで
伝えようとしていることが
ここにまとまっている気もする

上手く、伝えられたかわからないけど、
是非、みんなに読んで欲しい小冊子!
パーマカルチャーと平和道場にも
置いておこうと思っている
(まだ母屋再生中!)

意識を変えて
生活を変えて
社会を変えて
みんなが大事にされる
本質的な平和な世界を生きよう
いまここで

本の注文
発行者 正木高志
発行所・編集 ふくしま文庫
〒861-1441 熊本県菊池市原4491
tel O968-27-o212
maisamasaki(a)gmail.com  (a)を@に

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