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Friday, December 16, 2016

【三宅洋平】応援メッセージと非暴力コミュニケーションの感想

みんな〜、
19日の【パーマカルチャーと平和道場】盛り上げ会に是非きてね!!!
 詳細はここ


左から:NVC仲間の安納けんさん、me、三宅洋平

親友の三宅洋平君が、6日間の共生革命家リトリート(非暴力コミュニケーション合宿)の報告をアップしてくれました!ナイス!

それと、クラウドファンディングの応援メッセージも、合宿中に撮ったので check it out!



ちょうど、お金と経済のセッションを行った後だったから、お金の話が全面にきちゃったと思うんだけど(なぜか焦る僕)、洋平君は選挙中、みんなの募金が彼の心を動かしたんだって感じた。しっかり後押ししているよっていう応援・協力のエネルギーとしての「お金」。慈善活動家(philanthropist)のリン・ツイストさんがお金はエネルギーだって言っていたことを思いだした(リン・ツイスト流お金の使い方を見るといいかも)。


以下は洋平の共生革命家リトリートの感想
オリジナルは洋平君のブログより → 三宅日記

【NVC合宿より下山】

12月6日から6日間、夏の選挙でも応援演説に来てくれたアーバンパーマカルチャーの伝道師、共生革命児ことソーヤー海くんのお誘いで鹿児島・霧島の山中へNVC合宿に行ってきました。

NVCとは(僕なりに解釈したまんま、かいつまんでみる):
「Non Violent Communication(非暴力コミュニケーション)」の略で、米国の心理学者マーシャル・ローゼンバーグ氏によって体系化。他人に対して、そして自分に対して、心の奥底に眠るニーズを無視して表面的に分析、批判、判断、取引する癖をつけられているほとんどの「まっとうな社会人」たちが、夫婦、家族、友人、学校、会社で繰り広げる「見えない争い」「無意識の暴力」そして「自己批判」の日々を解決するための考え方、感じ方、コミュニケーションのとり方。

状況を「Observation(観察)」「Feeling(感情)」「Needs(ニーズ)」「Request(リクエスト)」の4つのフェーズに振り分ける思考法のトレーニングがベースにある。普段あまり意識していない、感情に任せた行動パターンや他者との会話パターンの根底に眠る「心(ニーズ)」に目を向ける視点と、相手にもその「心」があり、それが今どこにあるかに目を向ける視点。自分の(相手の)本当のニーズに目をつぶったままズレていかないコミュニケーションのあり方。「あー、私は今、(嘆き)のニーズがある」「(優しさ)のニーズがある」「(休息)のニーズがある」「(共感)のニーズがある」などと、そのモヤっとしたFeelingに言葉を与えてみると、相手の期待に応えようとしたり場の空気に応えようとする癖のついた自分が(あるいは相手が)本当は何を求めているかがシンプルにつかめたりする。

そんなメソッド、とか哲学、とか心理学、脳科学的な知識などなど。。

要するに、社会性とか義務感、不安や恐れから人が包み隠してしまう「本当の心」にもっと目を向ける、修行というかトレーニング!なのです。


【自分が(相手が)本当に求めているニーズに目を向ける】

そう考えてみると、2011年からのこの5年半、というのは「何かしなきゃ」という義務感、社会正義、そして貢献のニーズが自分自身を突き動かして、今いる場所へと人生を導いてきました。

一方で、安定や平穏、安全、癒し、あるいは学習や創作、自然に則した生活などを求める個人的なニーズには目をつぶり続けてきた事に気がつきます。

たとえ世のため人のために、という思いでやっていることであっても、過度に忙しくなったりタスクが積み重なってプレッシャーを感じると、共に仕事する人たちに対しても利己的な態度をとってしまったりします。また「自分を大切にする」という根源的なニーズを無視し続けていると、それを満足させてあげられる唯一の自分に対して向けられる批判や乾きが、思わぬ形で他者に対して出てしまったりします。

「ご自愛ください」
なんてよく手紙に書いたりするものだけれど、
実はこれがとっても難しいのが現代社会であり、
我々はご自愛しない思考法を子供の頃から、繰り返し訓練されている事が多い。

で、相手もそうなんだ、っていう事にも冷静に目を向けて互いのニーズ・心が丁寧に触れ合うコミュニケーションが取れれば、僕らはもっと活き活きと、自分から世界に広がる平和を作る事ができるはず。

夫婦、家族、友人、学校、会社、国家。
バンド、チーム、サークル、コミュニティ。

そして、自分の中の、平和。


ーこちらの方のブログも分かりやすいー
NVCは、自分の意のままに相手を動かそうとする心理作戦をやめようという提案であり、怒りや悲しみなど激しい感情を封じ込めて、表面上でニコニコするような社会もやめようという提案。空気を読んで周りが求めることをして、自己犠牲をいとわない状態もやめようと言っている。
http://ameblo.jp/sunday0106/entry-12104733103.html


【一つの開花】

ソーヤー海くん、NVCトレーナーの安納献くん、ジャズボーカリストとしても有名な鈴木重子さん、NVCを日本に紹介した小笠原春野さん、を迎え、さらに呼びかけに応えて全国から集まったのも様々な活動、表現、ライフスタイルで世の中とのコミュニケーションを旺盛にする事の多い30人ほど。

霧島の山中、野々湯のログハウスで、時には外で焚き火を囲んで、朝から晩まで濃密なワークセッションとコミュニケーションを繰り返し、大いなるカオスの中から「もっとつながりあえる」自分たちを引き出していくような時間を過ごす事が出来ました。

闘わない、とか
憎まない、とか

本能的に牙剝きだす自分の中のジャッカルを見つめる視点高きキリンの目線を得る、
そういう姿勢で生きていくための壮大な「修行」。

メソッドだとか、トレーニングだとか、そういう言葉もあるのですが、
海くんが「そういう自分であるための修行だと思っている」と云っていたのが一番スッと入ってきました。


【全員の"大切"を大切にする】

思い起こすと、小学校のクラスでは大人の社会よりもいろんな能力の人が当然のように共存して、そこまで違いを区別せずに過ごしていたような気がします。それをさらにもう一歩、大人なりに進化させ「その場にいる全員のニーズが粗末にされない」コミュニティ形成にトライしてみました。

みんなのために胸にしまいがちな「私だけの希望」を、互いに出しやすい空気作り。自分のニーズやリクエストを、シェアする事が当たり前のチームづくり。集団の目的や結果のために犠牲にされがちな一人一人の「大切」に、皆でじっくりと向き合う時間を持てる組織のありかた。

6日間、様々な紆余曲折を経て、初めて出会ういい歳した大人たちが小学生のような顔でハグして別れを告げて再会を誓う。

音楽というフィールドではそんなズル剥けの付き合いがしやすいが、広くあまねく世界の誰とでもそんな関係を作れるのではないか、という希望を抱かせてくれる、思い出深いNVC合宿でした。

感謝。



海くんが千葉に作ろうとしている道場、アシュラム、パーマカルチャの実践場「平和道場」のクラウドファンドも、ぜひご注目ください。僕も応援しようと思っています。
http://tokyourbanpermaculture.blogspot.jp/2016/12/blog-post.html

三宅商店でも、海くん関連の書籍など扱っています。
 
オリジナルは洋平君のブログより → 三宅日記