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Tuesday, July 26, 2016

【パーマカルチャーの記事】南房総のフィル・キャッシュマン


日本のパーマカルチャー実践者の中で
僕がもっともリスペクトしている人は
本間・フィル・キャッシュマン。

僕と同じハーフで彼は佐渡島出身。
彼のことは日本でパーマカルチャーを
実践していたセシリアさん
(彼女もまたすごいキャラ!)から聞いていて、
一年前くらいに始めて会った。

そこからすぐ仲良くなって
最近は様々なコラボをしている。
日本にいる英語圏のパーマカルチャー実践者の集まり
【Permaculture Convergence 2014と2015】、
葉山パーマブリッツ(一気に庭を作り上げるイベント)
Greenz 学校のパーマカルチャー連続講座、
子供の教育に関わる人へのパーマカルチャー連続講座(ごかんの森)、
共感コミュニケーション合宿(共生革命家リトリート)、
そしてPAWAパーマカルチャー・デザイン・コース。
デザイン・コースは僕とフィルが尊敬している
自然建築大工、左官屋、パーマカルチャー実践者である
カイル・ホルツヒューターと共に教えている。
彼もまたオススメの実践者だよ。

フィルとカイルは大工仲間でもあって、
よくコラボをしているみたい。
現在、安房鴨川で大規模な
【Stone Bridge】という
パーマカルチャープロジェクトに関わっている。
日本の数少ないパーマカルチャーモデルに
なりつつある新しいプロジェクト。
名パーマカルチャー実践者ディオンの
日本での最後のプロジェクトでもある。

フィルも共感コミュニケーションに最近ハマって
彼と共にパーマカルチャーとの組み合わせを実験中。
今後も【パーマカルチャーと平和(非暴力)道場】を
千葉で一緒に創作したり
パーマカルチャー実践者を
増やす活動を進めていきたいと思っている。

そもそも千葉に移住した大きな理由は
彼ともっとコラボしたかったから。

そんなフィルが珍しく取材を受けて
(ディオンもフィルもメディアには慎重)
素敵な記事なので紹介しまーす。

enjoy~

以下は無印良品のローカルニッポンより

自然と調和した暮らしをデザイン/パーマカルチャー安房


「パーマカルチャー」という言葉を耳にしたことがありますか?パーマネント(永久な)とアグリカルチャー(農業)、そしてカルチャー(文化)が融合した造 語で「恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系」とも訳されます。今年から南房総市和田町にて、修了証が授与される「パーマカルチャーデザイン コース」(以下PDC)が開催されることになりました。今回は、講師の本間・フィル・キャッシュマンさんとカイル・ホルツヒューターさんに、パーマカル チャーとは何か、そしてPDCを開催する目的についてお話を伺ってみたいと思います。

 

ビル・モリソン氏の衝撃

 

  PDC開催地となる南房総市和田町の「パーマカルチャー安房」を立ち上げたフィルさんは、新潟県佐渡島生まれ。17歳まで日本で育ち、アメリカで彫刻 や建築技術を学んだ後、東京都内で店舗の空間デザインと施工を生業としていました。その後オーストラリアの田舎で生活をした経験から自然に魅力を感じ、 2003年再び日本に帰国する頃には、自然豊かな田舎での新しい暮らし方を模索していたと語ります。

大豆の種を選別するフィルさん
“ある日ネット上で、パーマカルチャーの父ビル・モリソンが国連大学で行ったスピーチを見つけて、その内容に衝撃を受けました。子が生まれた時期でもあ り、彼らの生きる未来の環境や教育について関心が高まっていたんですね。その後のめり込むようにビルの記事や著書を読み込んでいると、オーストリアのメル ボルンでビルが直接指導するPDCが開催されることを知り、これを受講しようと決心しました。その時から9年が経ちましたが、今でもノートや本を読み返し て新発見の連続です(笑)。”

 

パーマカルチャーの本質

 

  パーマカルチャーは1970年代オーストラリアのタスマニア大学で生物学を教えていたビル・モリソン氏と、教え子デヴィット・ホルムグレン氏の研究に より誕生。その後両氏の実践と文筆活動、講演、そしてPDCの資格制度によって世界中に広がり、数多くの拠点と教育現場が創設されていますが、フィルさん はビル・モリソン氏から直接パーマカルチャーの本質を習いました。

ロケットストーブの原理を利用した薪ストーブ
ベッドの下を熱が通過する仕組みとなっている
“ビルの話は、教わるというより自分の知識を消し去ることにも似て(笑)、新しい研究成果や技術革新が次々と過去のプログラムの上に蓄積されていきます。 農を軸に生態や環境のシステム、コミュニティや教育と幅広い体系が構築され、とても難しい学問のようにも見えます。しかし、本質は実は至ってシンプルなこ とです。「人と環境の関係性を、より深く、調和した形で理解につなげる観察と実践の仕方」ともいえます。僕の場合は子ども達の教育現場という切り口です が、自分の関心事から始められるところもパーマカルチャーの面白さだと思います。”

 

全国各地でコミュニティガーデン作りに協力

 

  日本に戻ってから神奈川県葉山町で実践と研究を重ねパーマカルチャーの専門家として活動を始めたフィルさんは、依頼を受けてパーマカルチャーに基づい た数々のコミュニティガーデン作りに関わってきました。その中でも2011年東北大震災に見舞われた岩手県釜石市の被災地支援の一環で協力した「コスモス 公園」でのお話をご紹介します。

“震災直後、とある幼稚園の厨房を作りに釜石市を訪れたところ、近くにある「創作農家こすもす」というレストランの人々と、子ども達の遊び場にもなるコ ミュニティガーデンを作ろうということになりました。「窯が夢だった」と聞いて、まず窯を作り、人々の要望に従ってみんなでガーデンをデザイン(設計)し ていきます。地域の人々が主体的に動き、着工から18カ月で公園が正式にOPENすると、1年間で13000人ほどの人が訪れるほど、素晴らしい空間にな りました。


続きは無印良品のローカルニッポン(写真付きだよ)