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Sunday, August 2, 2015

戦争のつくりかた by りぼん・ぷろじぇくと

超おすすめ!



 絵本『戦争のつくりかた』が生まれたのは、いまから9年前。 戦争に備えるための有事法制(「有事7法案」と「有事関連3条約」)が国会で審議されていた2004年5月でした。

いままで戦争をしてこなかった、私たちの国が その「かたち」や「ありよう」を大きく変えようとしている------。 そのことに気づき始めた人たちが、インターネットを通じてつながってゆく中で、偶然にも憲法記念日の5月3日、ひとりの人の頭に、突然浮かんだもの。それが、絵本『戦争のつくりかた』でした。

最初は絵本を、ささやかな手作りの冊子にして周りの人たちに配っていましたが、配布と同時に思いがけず大きな反響が巻き起こり、刷り上げた3万3千部はわずか3カ月で底をついてしまいました。多くのマスメディアでも次々と取り上げられ、より多くの方にこの絵本をお届けしたいとの思いから、2004年7月には「株式会社マガジンハウス」より書籍として出版することとなりました。

絵本『戦争のつくりかた』は、決して空想にもとづく作り話ではありません。2004年6月に成立した有事関連法をはじめ、すでに施行されている法律や政令、審査中の法案、国会答弁の内容などをひとつひとつ丹念に読み解いた上でつむいだ「日本のひとつの未来像」を示しています。その際、素人の曲解がないか、法律家の冷静で厳しい目を通してもらうことにも心を配りました。

残念ながらこの本で予言された未来は、着実に現実となりつつあるのではないでしょうか。私たちに残された時間は、もうあまりないのかもしれません。

それでも、まだ道は残されています。私たちが気づき、変えていくことの出来る未来がきっとあります。この国を愛するひとりでも多くの人たちが、「戦争をしない未来を選びとる」ことを、私たちは願ってやみません。

2013年5月 りぼんぷろじぇくと

以下はネットでも読める絵本の数ページ(サンプルとして)






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